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自動車ニュース座談会 ルノー日産問題は勝負がついたのか?

今回は完全にルノーと日産の話しです。ゴーン氏解任、新会議設立。見逃せないルノー日産の今後を予測します。

2019年3月、ゴーン取締役は仮釈放されました。

12月末からはじまり約3ヶ月。ルノーと日産の関係は今後どのような進展を見せるのか。

2018年年末に投稿しました、勝手に自動車業界ニュース総括座談会2018 前編から3ヶ月。現在のルノーと日産(と三菱)の関係に進展はあるのか。

about VOLVOとしての意見をまとめたいと思います。

なお、参考記事はこちら、NHK NEWS WEBの特集ページです。→衝撃 ゴーン前会長 事件の行方

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ルノー日産問題2019 を振り返る

出典:Renault Japan https://www.renault.jp

ーーーはじまりました、aboutVOLVO恒例座談会。今回も3名のコメンテーター(笑)に出演いただきます。

20歳大学生のマコさん、30歳技術系会社員のエイジさん、40歳で自動車に浅く通じているシンゴさんです。

マコ「ルノーも日産も、ボルボとは関係なくないですか?」

エイジ「まあ、輸入車全般も取り扱うのがabout VOLVOというブログですから。」

シンゴ「いやいや、ルノーは以前、ボルボと合併しようとしたんだ。方やボルボはフォード、吉利汽車と資本を渡り歩いている。企業のM&Aの話は無視できないよ。」

マコ「それでは、日産側から起こした今回のルノー日産劇場。どのような推移で今まで来たのか、軽くおさらいします。

まず、カルロスゴーン氏とその側近が、脱税疑惑で逮捕されます。給与の申告虚偽や、私的に海外企業へ出資などを行っていたことが発覚します。

日産、三菱はカルロスゴーン氏を代表取締役から降ろす意向を宣言します。

ルノーの大株主であるフランス政府は、カルロスゴーン氏を当初、代表取締役へ保持したい感構えを見せます。そのままルノーと日産の合併の意向を、日本政府へ伝えたようです。

そして、カルロスゴーン氏の拘留期間が長引いたこと、結局合併を託していたカルロスゴーン氏が機能しなくなったことを受け、フランス政府は代表取締役を解任。

ルノーは新執行部を計画、日産はこれを歓迎する、としました。

カルロスゴーン氏がようやく、保釈金を支払い仮釈放。しかし、出国禁止の措置が取られています。

そして最後に、3社トップの新会議を設立し、アライアンス強化を推進してゆく、としました。

以上ですねー。」

エイジ「考え方は色々あるのですが、ジャーナリストはしっかり裏をとって語ることでしょう。」

シンゴ「我々about VOLVOは、希望的観測も入ります。そこはブログですので、ご容赦お願いしていたします。」

救ってもらった恩はいつまで続くのやら

出典:Renault Japan https://www.renault.jp

シンゴ「で、日産としては”部品やプラットフォームは6割を共通化。販売台数ではルノーより上。だから合併話なんてとんでもない。独自性は守る。”というスタンスと見ていいのかな。」

エイジ「そうですね、以前お世話になったルノーへは、株価の配当などで十分に恩返しをしたと考えています。復活した日産はルノーより強いはず。しかし、救ってもらった恩もある。ですので、株の持ち合いでの”ルノー日産アライアンス”つまりルノー日産連合は崩さない。」

マコ「コストカッターのゴーン氏が日産に来て、工場の閉鎖、リストラを行いました。むしろ、このコストカットにより日産は一度死んだのだと思います。今の日産は新生日産。過去の労働組合に勝てない企業ではないわけです。」

エイジ「散々コストカッターと言われたけれど、そのコストカットがなければ、出資したお金が生きない。必要な事だったのでしょうね。」

シンゴ「今回わざわざフランスからルノー役員のスナール会長が来日し、日本政府へ日産の合併を打診したとある。表立って”絶対にダメだ”と言わないのは、やはり救ってもらった恩だろうね。

エイジ「それもありますが、国際問題にしたくないという日本人意識が働いているのでしょう。なるべく穏便に済ましたい。弱腰日本は美徳です(笑)」

マコ「ハッキリ嫌だって言っちゃえばいいのに(笑)ハッキリと欲しいって言われているんだから。」

シンゴ「まあここが外交術だし、弱腰日本でも成果がないわけでもないからね。そもそも、日産を救ってくれって言ったのは、当時の日本政府かもしれないしさ。ここに来て、もうダメよ、なんて言える立場ではないわけで。」

マコ「そこですよそこ!プラットフォームの共通化、株の配当。十分に利益をあげたのだから、そろそろお終いでもいいかなって日本政府から言い出さないと!恩があるからハッキリ言えないなんて、情けないです!」

シンゴ「フランス政府からも、日本国民からも逃げられる回答をしているじゃない。民間企業間の話だから口は出せないって(笑)」

エイジ「いやいや、ここですよ。口を出さないって言ったんです。ここにある秘策があるかもしれませんよ?」

逆風日産の秘策はあるのか

出典:日産 http://www.nissan.co.jp

シンゴ「おお?意見があるよっていう顔しているじゃないの?」

エイジ「ええ、まあ(笑)でもそれは順を追って話さないといけません。まず、日産側から見れば、カルロスゴーン氏を引きずり下ろして取り敢えずの合併話は回避した、ように見えました。

シンゴ「カルロスゴーン氏が、昔は日産寄りだったのに、今はフランス政府の言うことを聞くコマになった。ゴーン氏によって日産の吸収合併を進められたら一溜まりもない。だからゴーンを下ろしてしまおう、という感じだね。」

エイジ「そうです。でも、日産はこれでやりきった、とは思っていないはずです。どう考えたってもっと強制的なルノーの役員が来るに決まっていますよね。」

マコ「そうですね。前の座談会でも、ここからが正念場だねって話して終わっています。」

エイジ「ここまでの日産の行動で、ひとまず日産が簡単には合併されないぞ、という意思は伝えられたと思います。報道は世界中に、同じように流されたでしょうから、ルノーと日産が微妙な関係であることはうまい具合に認識されたことでしょう。」

マコ「だからと言って、ルノーが悪者だとか、日産を応援したいとか、そういう意見が生まれることを期待したわけではないでしょう?」

シンゴ「少しは期待したからもしれないけれど、資本主義の世界観で言えば企業が買収を繰り返すのは問題のないこと。むしろ日産とルノーが合併して、大きくて強い会社が生まれることを望む声は多いかもよ?」

マコ「日産にとっては、逆風じゃないですか!」

エイジ「そうですね。ですので、情勢を変える強力なブレーンが必要になります。どこからか日産を守るブレーンを連れてこないといけませんよね。」

シンゴ「そうだね。。。日産社内には。。。いないか。。。?」

エイジ「どちらかと言えば、外務省と相談するほうが堅実でしょう。まあ、今回は東京地検特捜部とタッグを組んでいますが。つまり、日産と国とはすでにタッグを組んで、良い方法を考えて、実行した。ゴーン氏は拘留されて、ルノーはゴーン氏を解任するしかなくなりました。」

マコ「拘留が長い。人権がどうとか言っていましたね(笑)」

シンゴ「そうだね(笑)それで、ブレーンはどのように、どこから連れてくるんだい?」

エイジ「日産は、そのブレーンをすでに手中に収めています。」

マコ「え?」

シンゴ「それはいったい、誰?」

エイジ「はい、カルロス・ゴーン氏です。」

最高の内通者

出典:NHK NEWS WEB https://www3.nhk.or.jp/news/special/nissan_ghosn/

マコ「えぇー!?」

シンゴ「いやぁ、この間までの敵じゃないか(笑)」

エイジ「はい、でも、ルノーやフランスの内政に通じていて、日産内部も掌握できる人物といえば、ゴーン氏しかいません。」

シンゴ「そりゃそうだけどさ。彼は捕まって、今は仮釈放中だけれども、日本からは出られないし監視も強いよ?」

エイジ「そうです。日本からは出られない。フランスへ帰れない。監視が強いから海外から渡航してきた人物とも会談できない。これはつまり、すべてゴーン氏と日産に有利なポイントですよね。」

マコ「取締役会に出られなかったことも、ゴーン氏へ有利なんですか?」

エイジ「あれは、出て行こうという姿勢だけをアピールさせたんです。もともと東京地方裁判所などと話し、取締役会には出ないように仕組んであったのです。日本国内にも、ゴーン氏を指示する人はいます。その方々の意思は、将来かならず役に立ちます。今はゴーン氏がやる気を出している、という姿勢がアピールできれば十分です。」

シンゴ「一旦罪を担がせて、拘留までされた挙句、会長まで辞任。ゴーン氏はつまらないだろう。」

エイジ「いえいえ、ゴーン氏はもともと日産寄りの采配を取っていたんですよ。しかし、日産との合併交渉をしなければ、会長職を解くと言われてしまいました。では、見かけだけの合併交渉をして、話が続かないとどうなるか。ゴーン氏は力が無いと言われ、結局会長職を解かれることになるのです。」

マコ「はぁ〜、そこで日産がゴーン氏と取引をしたのですね。一旦罪を被って会長を失職。その後はフランスに帰らないようにしばらく保護するよって感じで。」

シンゴ「なるほどね!でも結局会長職は解かれたわけだし、ゴーン氏に旨味はあるのかな。」

エイジお金にはうるさいけれど、実力のある経営者、という肩書きが残ります。合併交渉が暗礁に乗り上げた挙句、ルノーと日産の会長から降ろされれば、最後に詰めの甘さを見せることになりますから。」

マコ「一生働かなくても生きていける分のお金は手に入れているでしょうしね(笑)」

エイジ「犯罪に手を染めた、ということで、ルノーからも日産からも、退職することでしょう。そして、隠れた相談役として日産とゴーン氏との繋がりは続くのです。」

シンゴ「はあ、よく考えたね(笑)」

まとめ

マコ「でも、結果的には国が口出ししているように見えますが。。。」

エイジ「表立って政府がやっているように見せたら、フランスと日本との争いに発展しかねませんからね。やってないよって装っているだけでしょうね。」

シンゴ「もうしばらく目が離せない、将来が興味深いね。」

 

真相はわかりませんが、結果として3社トップでのアライアンス強化会議が行われることが決まり、さらにルノーのスナール会長は、日産の会長職につかない、ということで落ち着きました。この結果は、日産側に有利な形への体制の変化と捉えることができそうです。

しかし、ルノーと日産の資本比率が変わったわけではなく、今後話し合いの激化が見込まれます。

その時、ゴーン氏はどのような仕事を見せてくれるのか。実に興味深い、今回の幕引きだと感じました。

aboutVOLVOは、ボルボ情報だけでなく、今後も気になる自動車ニュースへの意見も発信していきます。どうぞお楽しみに!

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