ボルボ比較研究 V70ユーザーはV60に乗り継げるか その1 主要装備前編

比較

ボルボ新型V60発売発表の際、V60はV70ユーザーの受け皿になると言っていました。

もともとボルボはV90をV70の受け皿にしたかったようですが、それは失敗してしまい、V70ユーザーはランクを落としてV60にするか、他メーカーに行くしかありませんでした。

新型V60に切り替わり、確かに車格はあがったようですが、果たして本当にV70ユーザーの要求を満たせてくれるものになっているのでしょうか。

カタログや試乗情報、スペックを3回にわけて比較します。

比較対象のV70とNewV60

ボルボV70カタログ画像

出典:Volvo cars japan https://www.volvocars.com/jp/

それでは実際に比べてみましょう。

V70はCLASSICだとお買い得すぎるので、1つ前のモデル(2015年モデル)で比較します。

なお、最上モデルのV70 T6 AWDとV60 T6 TwinEngine(未発売)はたしかにV90の価格帯に入りますので、割愛しています。

V70 T4 SE

豪華装備バージョンのT4 SE。価格は 499 万円。

あとで出るT5 SEとは、エンジンの違いのみです。V60 Momentumと同じ価格ですね。

V70 T5 SE

豪華装備バージョンのT5 SE。価格は 529 万円。

T4との価格差は30万円。実はこのモデルはDrive-Eエンジン搭載。T4は旧世代エンジンとなります。

V60 T5 Momentum

photo: about-Volvo

標準装備バージョンのMomentumで、価格は 499 万円。

2018年11月現在の、最安V60です。

V60 T5 Inscription

豪華装備バージョンのInscription。価格は 599 万円。

価格で見る限り、V70 T5 SEを超えています。果たして装備内容は。。。。?

主要装備 前編

では、装備の違いを確認しましょう。

装備の差は、V70、V60 Momentum、V60 Inscriptionの3つで確認します。

主要装備を書き出すので大変ですが、きっと参考になるって期待を込めて、ぽちぽちっと入力します。

なお、一部の装備名はわかりやすく変更しています。

安全対策 室内

装備 V70 V60Mo V60In
デュアルモードエアバッグ(運転席/助手席)
助手席エアバッグ・カットオフスイッチ
サイドエアバッグ(フロント2席)
カーテンエアバッグ
シートベルト ※1
セーフティヘッドレスト
WHIPS
難燃性シート
スプリット・ステアリングコラム
安全合わせガラス(フロント)
ISO-FIXアタッチメント
インテグレーテッド・チャイルドクッション OP

※1 シートベルトは、V60は「プリテンショナー/シートベルトリマインダー付シートベルト(全5席、フロント:高さ調整機構付)」です。

V60、V70ともに、シートベルトフォースリミッター、3点式イナーシャリールシートベルト(全5席)は標準です。

V70はボルボ自慢の装備、インテグレーテッド・チャイルドクッションがオプションで選べます。V60には残念ながらついていません。

お子様用にと装備していた人は、ISO-FIX用のアタッチメントをつけないといけませんね。

安全対策 インテリセーフ

装備 V70 V60Mo V60In
CitySafety 衝突回避・軽減フルオートブレーキ 10個 14個? 14個?
オンカミング・ミティケーション
全車速追従機能付ACC
パイロットアシスト
BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション)
LCMA(レーンチェンジ・マージメイド)
LKA(レーンキーピングエイド)※2
DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
オートブレーキ機能付クロストラフィックアラート
RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
道路逸脱事故時保持機能
衝突吸収機構付フロントシート
道路逸脱回避支援機能
被追突時警告機能(静止時オートブレーキ機能付)
フル・アクティブ・ハイビーム(LED)
リアビューカメラ
衝突時ブレーキペダルリリース機能

※2 V70では警告機能だけだった機能(LDW)で、V60では(V40もそうですが)ハンドルを修正してくれる機能がついています。

安全装備は日進月歩。随分と差がついています。

V70は2015年モデル、V60は2019年モデルですから、4年の差にこそなりますがなかなかの機能の差。

安全対策 その他

装備 V70 V60Mo V60In
アクティブボンネット
衝突時ブレーキペダルリリース機能
パークアシスト・パイロット
車間警告機能
IDIS(インテリジェント・ドライバー・インフォメーションシステム)
ハイマウント・ストップランプ
リアフォグランプ
アダプティブ・ブレーキライト
360°ビューカメラ
EBD機構付ABS
HBA(ハイドロリック・ブレーキアシスト)
RAB(レディ・アラート・ブレーキ)
スポーツモード付ESC(スタビリティコントロール)※3
アドバンスト・スタビリティ・コントロール
コーナートラクションコントロール

※3 V70はスポーツモードなしです。(カタログ上では。)

こちらの安全装置もかなりの差。安全性を買いたいのであれば、V60でないとしても乗り換えは検討してもよいかもしれませんね。

新生代ボルボ自慢の360°ビューカメラは、XC40ではインテリセーフに入っていましたがV60では外に出ました。が、ワゴンは取り回しがいいので必要ないかもしれませんね。

セキュリティ

装備 V70 V60Mo V60In
イモビライザーつきリモコンキー※4
ウェルカムライト ホームセーフライト
ボルボ・ガードシステム
プライベートロッキング
パワーチャイルドロック

※4 V60 InscriptionはTAG機能つきです。

セキュリティ機能はほぼ同等。V60にパワーチャイルドロックという機能がついたのが面白い。

もしかすると、衝突時にチャイルドロックを外す、なんて機能がつくのかもしれませんね。

操作 作動装備

装備 V70 V60Mo V60In
アクティブパフォーマンスシャシー OP OP OP
ヒルスタートアシスト
Ecoモード T5のみ
ドライブモード・セッティング
速度感応式電動パワーステアリング
8速ギアトロニック付AT T5のみ
エンジンStart/Stop機能 T5のみ
キーレススタート
キーレスエントリー レザーP
オートホールド機能付電動パーキングブレーキ※5
自動防眩機能付きルームミラー
自動防眩機能付きドアミラー
ウォッシャー一体型フロント/リアワイパー
レインセンサー
サイドウィンカー内蔵式ドアミラー
パワーウインドー
パークアシスト
普通充電コネクター/普通充電用車載ケーブル
フロントビューカメラ OP

※5 オートホールド機能はV70にはありません

 

V70には、フロントビューカメラというアクセサリがあったのですね。

V70もT5モデルはDrive-Eエンジンのためなのか、ECOモードやエンジンStart/Stop機能がついています。V60 Momentumはキーレスエントリーがレザーパッケージのオプション。

キーレススタートはできるのに。。。

警告灯・計器

装備 V70 V60Mo V60In
12.3インチ・デジタル液晶ドライバーディスプレイ
ヘッドアップディスプレイ
外気温度計
デジタル液晶メーター
シートベルト被装着警告灯

V60はフル液晶になってかっこいい。V70も液晶メーターでデザインが変わりますね。

ヘッドアップディスプレイはとても便利で、目線の移動が少なくて、ぜひ欲しい装備なのですがV60Inscriptionのみの装備です。

安全装備じゃん?インテリセーフに入れて欲しいよ。

室内装備 シート

装備 V70 V60Mo V60In
コンフォートシート
運転席8ウェイパワーシート
助手席8ウェイパワーシート レザーP レザーP
助手席シートメモリー機構
フロントシートヒーター レザーP レザーP
電動バックレスト・サイドサポート
電動ランバーサポート 非電動 2Way 4Way
電動クッション・エクステンション
ベンチレーション機能
マッサージ機能
リアシートヒーター OP OP
ワンタッチ分割可倒式シートバック(60:40)
ワンタッチ分割可倒式シートバック(40:20:40)
T-TEC/テキスタイルコンビネーションシート
本革シート レザーP レザーP
ファインナッパレザーシート OP

好みにもよりますが、分割可倒式シートバックはV70のほうがよさそうです。

V70もレザーパッケージによるオプションが多く、本革推奨と言わんばかりです。

ここはV60 Inscriptionの優位さが際立っていますね。

ひとやすみ(ここまでのまとめ)

photo : about-VOLVO

数々の安全装備は、やはり新型V60に分があります。

これは、安全装備を開発し続けているボルボならではでしょう。追加された安全機能は、その数バージョンアップを含めて21個!

勝負にはなりません。安全を優先で考えるなら、ボルボV60への乗り換えは既定路線。

しかし、それは自動車としての魅力が整っているか、にもよります。

例えば今回の比較だけでも、V70が優れている点がありました。

インテグレーテッド・チャイルド・クション

昔はV50にさえオプション装備だった、インテグレーテッドチャイルドクッションが、現行ボルボでは90シリーズにのみ採用される機能になっています。

シートが跳ね上がって座面があがり、幼稚園〜小学生程度であれば、チャイルドシートがなくてもしっかりとシートベルトをつけることができる、便利な装備です。

もしもV70につけているなら、V60ではチャイルドシートを用意しなくてはなりませんね。

ワンタッチ分割可倒式シートバック

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

ワゴンのボルボなら、長尺物の乗せ方にはこだわって欲しかった。

V70は40:20:40。何ができるかというと、真ん中の座席のみ倒して長い荷物を積むことができます。

60:40では、リアに2名のせるときに60側を残しておくのですが、一人がセンターに座ることになりますよね。狭いし乗り心地は悪いし、最悪です。

 

確かに安全装備で劣るV70ですが、ワゴンとしての使い勝手でV60に負けることは無さそうです。

さて、主要装備編後半は、室内装備や外観をプライスリストでチェック。

またその後には、エンジンなども細かく見ていきましょう。

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