V60 / V60CrossCountryが2020年モデルに!V90 D4に特別仕様車設定!

ボルボ比較研究 V70ユーザーはV60に乗り継げるか

  • 2019年4月2日
  • 2019年4月2日
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乗り継ぐ車のなかったV70ユーザーは、V60に満足できるのかを検証します。

※この記事は、2018年11月23日より3回にわたって投稿しました記事を、再編集、改変したものです。

ボルボV70ユーザーが、次のボルボ選びに困っているといいます。

ボルボは新型V60を2018年に発売。V70の乗り換え需要の受け皿にするつもりでしたが、実際にはうまくいっていないようです。

もともとボルボはV90をV70の受け皿にしたかったようですが、それはボルボ本社の間違いか、はたまたVCJの失敗かはわかりませんが、期待に応えられなかったというのが正直なところのようです。

新型V60に切り替わり、確かに車格はあがりました。果たして本当にV70ユーザーの要求を満たせてくれるものになっているのでしょうか。

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V60はV70の後継車になり得るか

V60とV70のルーツ

ボルボ850サイド

ボルボV70は、そもそもの成り立ちは高額ワゴンではありません。ルーツでいえばボルボ850で、850のモデルチェンジ版がV70。初代V70はボルボ850と同じ形だったんですね。

その後、2代目V70が登場しますが、姉妹車はS60というセダンでした。つまり、もとを正せばS60などの中型のクルマだったわけです。

2008年発行 瑛出版社 北欧スタイル No15

そして3代目は高級セダンのS80からの設計流用に格上げされます。フォード傘下、PAGのプレミアム部門に属していたボルボは、一番の売れ線ワゴンV70を高級、高価格化したのです。

高級志向のユーザー層はV70を乗り継ぎますが、高額になったV70に見切りをつける層もあらわれます。

ボルボV60カタログ画像
出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

そこでV60が登場します。しかし、上質感で劣るV60にはなびかない人々もいたようです。

そもそも、850からV70と来て貫かれてきたのは、ワゴンとしての使い勝手。箱型ボルボをこよなく愛するV70ユーザーにとって、デザイン優先で積載性を犠牲にしたV60は、目にも止まらなかったことでしょう。

その後、さらに高級車V90を開発。V70を誘い出しますがこれは完全に失敗。V70ユーザーは、再び後継モデルを選びなおさなければならなくなりました。

 

そこでボルボは考えました。もともとS60クラスだったのだから、V70ユーザー層をもとのサヤにもどそうじゃないか!(注 about-VOLVOの勝手な想像も入っています。)

かくして、本当のV70後継車だよっていうふれこみで発表されたのが、2018年日本発表のV60。

出典:ボルボスウェーデンhttp:/https://www.volvocars.com/

つまり、V70という車はこれほどにも顧客層を混ぜこぜにしてしまった車だったのでした。ですので、新型V60がV70の後継車種になるかと言えば、すべてのV70ユーザーの期待に応えられるものではないのです。これを踏まえれば、ピンポイントで乗り継ぎができる層なんて針に糸を通すほどにしかいないかもしれませんね。

でも、メルセデスやBMWを見てきて、やはりボルボが良い、という人はいるわけです。モデルとしては重要なモデルです。そこでSPAプラットフォームが成熟したこの次期に、新型V60を投入してV70の上層ユーザーも取り入れよう、と考えたに違いありません。

 

見た目、豪華さ、走り。すべての要求をV60でどれほど妥協できるか、または超えてくるか。

 

これらがうまく引き継がれていなければ、V60への乗り換えはできない。という事だと感じます。

ボルボV70からV60へ 乗り味の変化

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

自動車には「乗り味」があり、メルセデスベンツ、BMWなどもそうですが、各メーカーで乗り味が違います。これはメーカー選定の大きな検討材料の1つです。

ボルボはマイナーチェンジやイヤーチェンジ毎に、乗り味を随分と変えてきます。ですので単純に比較ができないのが難しいところですが、3代目V70登場時の乗り味は、「どっしりとしてフワフワ」という印象が残ります。

ラグジュアリー思考にながれていなV70はこれでよく、静寂さと快適さを兼ね備えた高級ワゴンだったのです。

いっぽうの新型V60は、トレンドに沿っているので仕方ありませんが、少しスポーティに振っています。しかしXC40ほどの軽快感は出さず、快適性と多少はキビキビしているかな、程度の乗り味です。

前のモデルのV60は、2014年頃に乗った時は、軽快だなと感じたものです。新型V60はV70ユーザーを意識してか、車のデザインとアンバランスにならない程度で濃厚さを残しています。

この乗り味については、なかなか逸品だと感じます。

闇雲なスポーティ感はない。静寂性も高い。乗り心地も良い。間違いなく、旧V60よりも上質だ。V60はV70を越えようと、必死に開発した跡がみられます。

ボルボV70からV60へ 車格の変化

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

ボルボV70の車格は、先ほど伝えた通り一度は最上級ワゴンだったわけです。

ですので、正式にはV90が後継車種になるのですが、あちらはあちらで車格を上げすぎ。

いっぽう、V60とV70が共存していた次期があることから、V70はV60より上だということははっきりとわかります。

それはデザインにも表れていて、NewV60がどれほど足掻こうと、V70のエクステリアデザインにはかないません。実車を見ればすぐにわかります。

端正込められてつくられた、「エステート」という言葉を具現化したようなV70のフォルムは、今見ても高級ワゴン。銀座にだって行けちゃいます。

NewV60はスポーティワゴンですから、やはりここでも性格の違いが出てしまいます。しかしInscriptionのインテリアの質感はなかなかのもので、コックピット周りがかわったマイナーチェンジ後のV70にのっているユーザーは、あきらかにV60のデザインのほうが高いとわかるでしょう。

王道エステートエクステリアのV70、スポーツラグジュアリーのV60。どちらも嫌いでなければ、乗り換えは悪くない選択肢ですね。

スペック徹底比較 対象車は NewV60とV70

ボルボV70カタログ画像
出典:Volvo cars japan https://www.volvocars.com/jp/

では、乗り味や方向性は悪くない。でもいまさらV70よりも性能で落ちたら嫌だ。そう思うのが人間というものでしょう。

果たして、新型V60は、V70を超えられたのか。

 

ここからは、とても長くなりますがスペックを比較していきます。

V70はCLASSICだとお買い得すぎるので、1つ前のモデル(2015年モデル)で比較します。

なお、最上モデルのV70 T6 AWDとV60 T6 TwinEngine(未発売)はたしかにV90の価格帯に入りますので、割愛しています。

V70 T4 SE

豪華装備バージョンのT4 SE。価格は 499 万円。

あとで出るT5 SEとは、エンジンの違いのみです。V60 Momentumと同じ価格ですね。

V70 T5 SE

豪華装備バージョンのT5 SE。価格は 529 万円。

T4との価格差は30万円。実はこのモデルはDrive-Eエンジン搭載。T4は旧世代エンジンとなります。

V60 T5 Momentum

photo: about-Volvo

標準装備バージョンのMomentumで、価格は 499 万円。

2018年11月現在の、最安V60です。

2020年モデルには、少なくとも海外ではT4モデルが用意されています。もう少しお値ごろな価格になる予感がしますね。

V60 T5 Inscription

豪華装備バージョンのInscription。価格は 599 万円。

価格で見る限り、V70 T5 SEを超えています。果たして装備内容は。。。。?

V60 vs V70 主要装備比較 前編

装備の違いを確認しますが、装備の差は、V70、V60 Momentum、V60 Inscriptionの3つで確認します。

なお、一部の装備名はわかりやすく変更しています。

安全対策 室内

装備V70V60MoV60In
デュアルモードエアバッグ(運転席/助手席)
助手席エアバッグ・カットオフスイッチ
サイドエアバッグ(フロント2席)
カーテンエアバッグ
シートベルト ※1
セーフティヘッドレスト
WHIPS
難燃性シート
スプリット・ステアリングコラム
安全合わせガラス(フロント)
ISO-FIXアタッチメント
インテグレーテッド・チャイルドクッションOP

※1 シートベルトは、V60は「プリテンショナー/シートベルトリマインダー付シートベルト(全5席、フロント:高さ調整機構付)」です。

V60、V70ともに、シートベルトフォースリミッター、3点式イナーシャリールシートベルト(全5席)は標準です。

V70はボルボ自慢の装備、インテグレーテッド・チャイルドクッションがオプションで選べます。V60には残念ながらついていません。

お子様用にと装備していた人は、ISO-FIX対応用のチャイルドシートをつけないといけませんね。

安全対策 インテリセーフ

装備V70V60MoV60In
CitySafety 衝突回避・軽減フルオートブレーキ10個14個?14個?
オンカミング・ミティケーション
全車速追従機能付ACC
パイロットアシスト
BLIS(ブラインドスポット・インフォメーション)
LCMA(レーンチェンジ・マージメイド)
LKA(レーンキーピングエイド)※2
DAC(ドライバー・アラート・コントロール)
オートブレーキ機能付クロストラフィックアラート
RSI(ロード・サイン・インフォメーション)
道路逸脱事故時保持機能
衝突吸収機構付フロントシート
道路逸脱回避支援機能
被追突時警告機能(静止時オートブレーキ機能付)
フル・アクティブ・ハイビーム(LED)
リアビューカメラ
衝突時ブレーキペダルリリース機能

※2 V70では警告機能だけだった機能(LDW)で、V60では(V40もそうですが)ハンドルを修正してくれる機能がついています。

安全装備は日進月歩。随分と差がついています。

V70は2015年モデル、V60は2019年モデルですから、4年の差にこそなりますがなかなかの機能の差。デジタルデバイスは発展が早く、数ヶ月に一度のペースで新しい機能が追加されるのが現状です。

安全対策 その他

装備V70V60MoV60In
アクティブボンネット
衝突時ブレーキペダルリリース機能
パークアシスト・パイロット
車間警告機能
IDIS(インテリジェント・ドライバー・インフォメーションシステム)
ハイマウント・ストップランプ
リアフォグランプ
アダプティブ・ブレーキライト
360°ビューカメラ
EBD機構付ABS
HBA(ハイドロリック・ブレーキアシスト)
RAB(レディ・アラート・ブレーキ)
スポーツモード付ESC(スタビリティコントロール)※3
アドバンスト・スタビリティ・コントロール
コーナートラクションコントロール

※3 V70はスポーツモードなしです。(カタログ上では。)

こちらの安全装置もかなりの差。安全性を買いたいのであれば、V60でないとしても乗り換えは検討してもよいかもしれませんね。

新生代ボルボ自慢の360°ビューカメラは、XC40ではインテリセーフに入っていましたがV60では外に出ました。が、ワゴンは取り回しがいいので必要ないかもしれませんね。

セキュリティ

装備V70V60MoV60In
イモビライザーつきリモコンキー※4
ウェルカムライト ホームセーフライト
ボルボ・ガードシステム
プライベートロッキング
パワーチャイルドロック

※4 V60 InscriptionはTAG機能つきです。

セキュリティ機能はほぼ同等。V60にパワーチャイルドロックという機能がついたのが面白い。

もしかすると、衝突時にチャイルドロックを外す、なんて機能がつくのかもしれませんね。

操作 作動装備

装備V70V60MoV60In
アクティブパフォーマンスシャシーOPOPOP
ヒルスタートアシスト
EcoモードT5のみ
ドライブモード・セッティング
速度感応式電動パワーステアリング
8速ギアトロニック付ATT5のみ
エンジンStart/Stop機能T5のみ
キーレススタート
キーレスエントリーレザーP
オートホールド機能付電動パーキングブレーキ※5
自動防眩機能付きルームミラー
自動防眩機能付きドアミラー
ウォッシャー一体型フロント/リアワイパー
レインセンサー
サイドウィンカー内蔵式ドアミラー
パワーウインドー
パークアシスト
普通充電コネクター/普通充電用車載ケーブル
フロントビューカメラOP

※5 オートホールド機能はV70にはありません

V70には、フロントビューカメラというアクセサリがあったのですね。

V70もT5モデルはDrive-Eエンジンのためなのか、ECOモードやエンジンStart/Stop機能がついています。V60 Momentumはキーレスエントリーがレザーパッケージのオプション。

警告灯・計器

装備V70V60MoV60In
12.3インチ・デジタル液晶ドライバーディスプレイ
ヘッドアップディスプレイ
外気温度計
デジタル液晶メーター
シートベルト被装着警告灯

V60はフル液晶になってかっこいい。V70も液晶メーターでデザインが変わりますね。

ヘッドアップディスプレイはとても便利で、目線の移動が少なくて、ぜひ欲しい装備なのですがV60Inscriptionのみの装備です。しかし、V60 Inscriptionは、あらゆるデバイスで上を行きますね。

室内装備 シート

装備V70V60MoV60In
コンフォートシート
運転席8ウェイパワーシート
助手席8ウェイパワーシートレザーPレザーP
助手席シートメモリー機構
フロントシートヒーターレザーPレザーP
電動バックレスト・サイドサポート
電動ランバーサポート非電動2Way4Way
電動クッション・エクステンション
ベンチレーション機能
マッサージ機能
リアシートヒーターOPOP
ワンタッチ分割可倒式シートバック(60:40)
ワンタッチ分割可倒式シートバック(40:20:40)
T-TEC/テキスタイルコンビネーションシート
本革シートレザーPレザーP
ファインナッパレザーシートOP

好みにもよりますが、分割可倒式シートバックはV70が40:20:40。やはりワゴンとしての使い勝手は、V70に軍配があがります。

V70もレザーパッケージによるオプションが多く、本革推奨と言わんばかりです。

ここはV60 Inscriptionの優位さが際立っていますね。

ひとやすみ(ここまでのまとめ)

photo : about-VOLVO

数々の安全装備は、やはり新型V60に分があります。

これは、安全装備を開発し続けているボルボならではでしょう。追加された安全機能は、その数バージョンアップを含めて21個!

勝負にはなりません。安全を優先で考えるなら、ボルボV60への乗り換えは既定路線。

しかし、それは自動車としての魅力が整っているか、にもよります。

例えば今回の比較だけでも、V70が優れている点がありました。

インテグレーテッド・チャイルド・クション

昔はV50にさえオプション装備だった、インテグレーテッドチャイルドクッションが、現行ボルボでは90シリーズにのみ採用される機能になっています。

シートが跳ね上がって座面があがり、幼稚園〜小学生程度であれば、チャイルドシートがなくてもしっかりとシートベルトをつけることができる、便利な装備です。

もしもV70につけているなら、V60ではチャイルドシートを用意しなくてはなりませんね。

ワンタッチ分割可倒式シートバック

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

ワゴンのボルボなら、長尺物の乗せ方にはこだわって欲しかった。

V70は40:20:40。何ができるかというと、真ん中の座席のみ倒して長い荷物を積むことができます。

60:40では、リアに2名のせるときに60側を残しておくのですが、一人がセンターに座ることになりますよね。狭いし乗り心地は悪いし、最悪です。

 

確かに安全装備で劣るV70ですが、ワゴンとしての使い勝手でV60に負けることは無さそうです。

V60 vs V70 主要装備比較 後編

室内装備 オーディオ/ナビゲーション

V60運転席

装備V70V60MoV60In
ハイパフォーマンスオーディオ(W/スピーカー数)160/8170/10
Harman/Kardon(W/スピーカー数)OP(650/12)OP(600/14)600/14
Bowers&Wilkins(1100W/15スピーカー)OPOP
センターディスプレイ7インチ9インチ9インチ
タッチ式ディスプレイ
ボイスコントロール
USBポート122
AUXポート1
ステアリング操作
携帯電話ハンズフリー(Bluetooth)
SENSUS CONNECT
ETC 2.0車載器 ※1
デジタルオーナーズマニュアル
HDDナビゲーションシステム(VICS3)
12セグデジタルテレビレザーP
マップケア
FM/AMラジオ
ミュージックサーバー
CDプレイヤー
DVDプレイヤー
リアシートエンターテインメントOP

※1 V70のETC車載器は、ITSスポット対応DRSC端末、となっています。

サウンドシステムの実力は、どうしても最新式のものが有利になります。ただし、V70搭載のHarman/Kardonは出力がV60のものより上ですね。スピーカー数は2つ、V60のHarman/Kardonが多いです。どっこいどっこいですかね。

そして、V60はお金をつめばBowers & Wilkinsのサウンドシステムを手に入れられます。プレミアムワゴンとしては装備したい、うれしい装備です。

V70についていたミュージックサーバー機能は、V60で省かれたようです。もしミュージックサーバー機能をふんだんに使っているようでしたら、ここは諦めどきと考えてください。主流はUSBやBluetoothでの接続型にかわりつつあります。

V40での記事ですが、iPodを接続して快適に操作する方法があります。今のうちにこちらに移行するのもいかがでしょうか?

https://about-volvo.11-life.com/performance-sound/

DVDプレイヤー機能も割愛されていますが、V60ではUSB経由での動画再生に対応しているようです。ディズニーのブルーレイを買うと、車載用にDVDがついてきてうれしいのですが、V60からはそれもできなくなります。

室内装備 インテリア仕様

車内デザインに関するパネル類は、好みの問題だけですので割愛いたします。

装備V70V60MoV60In
本革巻/シルクメタルステアリングホール
上記+スイッチ分グロッシーブラック仕上げ
テイラード・ダッシュボード
ステアリングホイールヒーターOPOPOP
オレフォス社製クリスタルシフトノブ
イルミネーテッド・本革巻シフトノブ※2
フロント・アルミニウム・スカッフプレート
インテリアイルミネーション
アンビエントライト

※2 V70は本革巻の記載なし

目でみえたり触ったりするところの装備です。機能上はインテリアイルミネーションの有無くらいで、大きな差はありません。

ひとつ、テイラード・ダッシュボードは最近のボルボの上級仕様に装備される、布張り&ステッチがはいるダッシュボード仕上げです。

写真はV60 Inscription。テイラードダッシュボードとドリフトウッドパネルが美しい。

必要のないものではありますが、あると質感があがって北欧インテリアに包み込まれた、豊かな満足感が得られます(^^)

室内装備 ユーティリティと室内環境

装備V70V60MoV60In
フロントアームレスト/カップホルダー2カップ
リアシートアームレスト/カップホルダー2カップ
フロントストレージボックス
リアストレージボックス
チケット&カードホルダー
照明付きメイクアップミラー
グロサリーバック・ホルダー
アッシュトレー
12Vパワーソケット
パワーテールゲート※3レザーP
ラゲッジフロア・ステンレストリム
ラゲッジカバー/ラゲッジセーフティネット
4ゾーンフルオートマチックエアコン(グローブボックスクーリング機能つき)
2ゾーンフルオートマチックエアコン
CleanZoneエアクオリティシステム
アクティブキャビンフィルター
車内自動換気
リアシート用エアコン送風口(Bピラー)

※3 V60のパワーテールゲートは、ハンズフリー機能つきです。

内装ユーティリティはどれくらい開発陣が気を配るかにかかっているでしょう。

V60ではストレージボックスがつくようになりました。また、V60 Inscriptionでは、4ゾーンエアコンが使えるのも魅力的です。

外装

装備V70V60MoV60In
LEDヘッドライト(アクティブベンディング機能つき)
キセノンヘッドライト(アクティブベンディング機能つき)
オートライト
LEDデイタイム・ランニング・ライト
LEDフロント・フォグランプ
パノラマサンルーフOPOPOP
ダークティンテッド・ガラス
グラウンドライト付きドアハンドル
リアルーフスポイラー
シルバーカラールーフレール
デュアルテールパイプ
アルミホイール17インチ17インチ18インチ
スポーツサスペンションOP

もともと高級ワゴンであるV70に、外装の低い点は皆無。

ですが、アルミホイールはV60 Inscriptionが一歩上の18インチ。

逆に、V70にスポーツサスペンションをつけていた場合は、19インチが取り付けられているはずです。

主要装備比較

さて、どきどきV70が優位な点もありますが、どうやら装備類について言えば、V60 Momentumでも満足のいく場合が多いようです。

V70でLパッケージを装着していた方々は、V60でもレザーパッケージをつければ、本革シートを含めて見劣りしない装備に包まれることでしょう。

営業戦略上V70を取り込みたい意向があったとはいえ、よくここまでV70の装備をフォローしたなというのが印象です。センターディスプレイやストレージボックスを含め、ブラッシュアップされて良くなっている点は多い。

そして、より上級へと思うのであれば、Inscriptionを選んだりBowers & Wilkinsを選んだり、方法はいろいろあります。

あとは、ボディのサイズ感。ワゴンの王道V70に、真っ向勝負は避けたいV60に見えるのは、やはりリアの絞り込みがあるからです。

ですので、使い勝手を考える前にひとつ、比較資料を出しておきます。正直ボルボの乗り換えを考える上で、重要な資料になると思いますが。

V60 vs V70 ボディサイズ

使い勝手の要は、やはりボディサイズ。

ファッションでV70に乗っている方もいらっしゃることと思いますが、やはりワゴンは使ってなんぼ。荷物を積んでなんぼです。

そりゃぁ容量が何リットルって言われたって、いままで乗せられてた荷物が乗らないのでは仕方ありませんよね。

V60の基本サイズが表記されている画像がありますので、こちらを見て検討してみてください。

V60 室内居住性

出典:VOLVO Cars UK / https://www.volvocars.com/uk

座席に座る人の、居住性がわかる資料です。

これは参考資料です。リアの足元が広くなったよっていう資料ですね。ちなみにボルボのセールスさん曰く、いま一番リアシートが快適なボルボは、V60だとのこと。XC60よりもゆったり、広い設定になっているそうですよ。

V60 と V70 外寸

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

上がV60 下がV70。

背の高いV70は、V60とくらべて110cmも背が高い。

しかもV70のルーフはリアまで一直線なのに対して、V60はなだらかに下がっています。荷物の出し入れではあきらかに、V70が有利でしょう。

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

上から見た図です。

立体駐車場サイズを意識したV60にたいして、大型ワゴンを意識しているV70。

サイズのゆとりはリアの座席にあらわれていて、座席幅は大きく見えますね。

しかし、V70のリアの座席は、フロントよりも外側にオフセットしていたようです。V60はフロントより内側にオフセットしています。

実はこれ、リアの居住性に大きな役目があり、フロントの座席間からの眺めがよいことは、車内が広く見えるような印象を与えます。

実寸も大事ですが、印象も大事だと言えますね。

どちらが大事かというのは、価値観にもつながるのでなんとも言えませんが、リアが2名のときに居住性がいいなと感じるのはV60でしょうね。

5名乗車が基本なら、中央の席が有効に使えるV70に軍配があがります。

V60 vs V70 主要諸元の比較

どちらも良い車なので、車の性格さえ合えば移行できそうな気もします。

そこで、V70とNewV60の、スペックの違いをみてみましょう。

スペックV70 T4V70 T5V60 T5 MoV60 T5 In
全長4,8154,8154,7604,760
全幅1,8901,8901,8501,850
全高1,5451,5451,4351,435
車重1,6601,7101,7001,700
ホイールベース2,8152,8152,8702,870
エンジン1.6L 直42.0L 直42.0L 直42.0L 直4
最高出力180ps245ps254ps254ps
最大トルク240Nm350Nm350Nm350Nm
燃費13.6km/L14.3km/L12.9km/L12.9km/L
価格499万円529万円499万円599万円

スリーサイズはV70が大きく、おお振りですね。当時長かったホイールベースは、V60に抜かされてしまいました。

エンジンの出力は、NewV60が高く、優位な気分に浸れそうですが、燃費の改悪は痛い。

今回比較しているモデルの中で、DriveEを積んだV70 T5 SEが一番燃費が良いのです。箱型という自動車の形状を考えれば、すばらしい数値と言えるでしょう。

一方のV60は、反省しろよですね(笑)よくなったのは出力のみで、燃費は残念ながら悪化です。実燃費は違う可能性もありますが、カタログスペックでは燃費は下がってしまいました。

本当に反省しないといけないの??

V70 T4 のエンジン性能曲線

1.6リッター直列4気筒ターボエンジン、最高出力は180psで、リッター100psを超えたパワフルチューニングエンジンです。

ですが高回転域では音が大きくなり、そこはやはり1.6リッターに無理をさせている感じが否めません。

発売時期はダウンサイジングターボの時代でしたから、こういうエンジンが必要だったのでしょう。もしV60にT4モデルが出るようなら、価格的に450万円前後になるでしょうから、V70 T4ユーザーの触手が動きそうですね。

V70 T5 と V60 T5 のエンジン性能曲線

こちらはV70 T5のエンジン性能曲線。2.0リッター直列4気筒ターボエンジン。最高出力は245psと申し分がない。

そして高燃費 14.3km/Lは大変優秀で、本当ならV60 T5もここまで燃費をあげて欲しかった。

とはいっても、エンジン性能曲線を見ると、1500rpm以下のトルクが急激に下がります。低回転域のトルク感を増やした結果、つまりドライバビリティをよくした結果、燃費が悪くなったのかもしれません。

こちらがV60 T5のエンジン性能曲線。最大トルクこそ一緒ですが、全域でトルクフルに調整されたようで低回転域でも大きなトルクが発生。

この比較なら、出足の調整がしやすいのはV60ということになりそうですね。燃費については、目をつむるかTwinEngineにするか、マイルドハイブリッドを待つか、悩ましいところです。

比較結果

出典:ボルボカージャパン(ボルボセレクト)https://selekt.volvocars.jp/ja/used-cars/

ということで、スペック表やカタログデータと、いろいろな角度から見てきたV70とV60の比較。

移行への決定打になりそうなところは見えてきました。

安全装備の充実

安全装備を充実させたいのなら、迷わず新世代ボルボへ移行するべきです。そしてV70からの移行は、V90よりはV60でしょう。ここに異論はありませんね。

ただ、日進月歩ですから乗り換えたタイミングよりもいい安全装備が、来年のモデルからつく、なんてことはよくあること。覚悟しましょう。

快適装備の充実

ラグジュアリー思考、快適思考であるのでしたら、V70のSEモデルはV60 Momentumよりも優っていました。

しかも、V60 Inscriptionは確かによいのですが、ちょっと高めの価格設定です。

長く乗れるのでしたら、V70に乗り続けるのはありでしょう。

車格 存在感

実車を両方とも見ましたが、同じ黒色ボディだと、あきらかにV70の質感が高いです。

やはりS80ベースという強みですね。最終型のV70は高級ワゴンなのです。V60が内装装備を充実させて、上を目指しすぎている感じもしなくもありません。

この存在感がたまらないのでしたら、V70維持、または別車種、別メーカーとなりそうです。

ドライバビリティの向上

運転のしやすさは、V60が上だと思われます。これはエンジン性能曲線にはっきり出ています。V70 T4ユーザーなら、V60 Momentum へ乗り換えればエンジンの性能アップを感じることができるでしょう。

コーナーリングは、V70がサスペンションを深く沈みこませて曲がるタイプなのに対して、V60はしなやかに受け止めながらもシンがあるタイプ。ここは好みですね。

いっぽう、同乗者の快適性はV70でしょう。サスペンションがゆったりと深く沈む感じは、同乗者にもわかりやすい挙動です。

サイズ

申し分なくV70です。パーフェクトに揃えられたサイズは、ワゴンに必要な要素。荷物を運ぶことを前提にしているので、四角いボディは使いやすいの一言です。

V60は頑張っています。しかし、乗員の快適性にシフトしたように見えます。ですので、荷物を積むのか人を乗せるのか。ここもキーポイントになりそうです。

人を乗せるのであれば、V60は満足の行く快適さを提供してくれることでしょう。

最終評価(about VOLVO監修)

V60フロント

以上より、about-VOLVOの出した評価は以下の通りです。

V70でも比較的安いモデルに乗っていた人は、V60 Momentumへの乗り換えは

V60 Momentumには快適装備は必要十分搭載されており、あまり心配はいらないでしょう。むしろパワフルになったエンジンとスポーティなスタイリングで、新世代ボルボを感じるのも楽しいですよ。

V70のT5など、中間グレードに乗っていた人は、V60 への乗り換えは

中途半端なモデルチェンジを繰り返さざるしかなかったV70は、ポジショニングが曖昧になってしまいました。ですので、他のメーカーも含めて検討したほうがよいでしょう。

V70の上級モデルに乗っていた人は、V60への乗り換えは×

V60のInscriptionという手もありますが、それならばXC60を狙いましょう。または、V90を視野に他メーカーのDセグメントをあたるといいでしょう。ですが、予算の尽くす限り贅沢をしたいのなら、InscriptionにBowers & Wilkinsをつけるなど、総合力でV70を超えることは可能です。

about-VOLVOの主観にはなりますが、マッサージチェアーなどの豪華装備がのっているInscriptionは、全部盛りすぎて車本来の素の良さを感じにくい。そして、どこまで似合うか。。。

正直、ダッシュボードへのステッチ(テイラーダッシュボード)とか、いらないと思っています。しかし、LCD液晶で構成されたコックピットは、やはり運転してみたいなって思います。ドライバーを満足させるのなら、V60 Momentum で充分なのではないでしょうか。

と、答えを作ってみましたが、ようするにNewV60は、旧V60ユーザーとV70ユーザーの一部(やすい方のモデル)を取り込むための車で、V70ユーザーの目には入らないと見ていいと思います。

非常に長い考察になってしまいました。いかがでしたでしょうか。

あくまでabout-VOLVOの意見、とはなりますが、参考にしていただけると幸いです。

お付き合いありがとうございました!

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