ボルボ関連企業の今昔 Lync & co は買収効果たっぷりだ

  • 2018年12月14日
  • 特集
  • 243view
  • 0件

世の中、パイオニアがいつまでも勝ち続けるのは、ものすごく難しいことです。

あなたがもし、誰よりも早く前に出ても、あなたの真似をして必ず誰かがあなたを抜かします。それは人類の進化。そこを嫌がれば、進化は止まってしまいます。

しかし、抜かされたからと言って、栄誉が消えるわけではありませんね。抜かされながらも、パイオニアは褒め称えられ、歴史に名前を残すことができるのです。

さて、ボルボは自動車の安全性に関するパイオニア。ボルボ関連企業シリーズ第三弾は、そのボルボのプラットフォームをつかってボルボを真似て、ボルボの先に出ようとする、Lync & Coのお話です。

スポンサーリンク

CMAプラットフォーム最初のセダン

出典:Lync & Co https://www.lynkco.com/

ボルボの小型車用プラットフォーム「CMA」。このプラットフォームを使って最初にでるセダン、それは、S20だとかS40だとか噂されていたことと思います。

でも実際には、Lync & Co の モデル03 でした。

吉利汽車によって企画されたLync & Co。開発にはもちろんボルボが関与しており、先立って行われた日本でのワールドプレミアでも、なかなかの評判だったようです。

ほとんどボルボの Lync & Co

まだ(日本の)インターネット上にはほとんど情報のないLync & Coですが、今後のボルボのラインナップを考える上で欠かせない情報がタクサン!

about-VOLVOとしては注目しないわけにはいきません。

まず、この Lync & Co 03 は、当然のようにボルボのお家芸を備え持っています。

それは Lync & Co のプレスリリースで次のように発表されていることからもわかります。

Class leading safety, performance and efficiency – featuring Drive-E powertrains co-developed with Volvo.

クラスをリードする安全性、性能や効率、Drive-Eパワートレインをボルボと共同開発しました。

ボルボを取り込んだから当然ですが、すでにボルボと共同開発、とまで言っている吉利汽車。さすがは中国メーカーなだけありますね。

デザインは中国向け

次にデザイン。

今回発表されたモデル03は、私が見るに、なかなかまとまっていてカッコいい。

セダンが好きな中国人向けに若干古めかしさを残してこそいますが、ラウンドした造形は躍動感があります。もちろんボルボも関与したことでしょう。

そしてこのデザイン。とくに、ボンネットを見て欲しいのですが、CMAプラットフォームはSPAプラットフォームに比べて、ボンネット周りがどうしても高くなることがわかります。

それは、モデル03とボルボのコンセプトモデル40.2を見るとわかりますね。

まずは Lync & Co 03 のサイドからの写真。

出典:Lync & Co https://www.lynkco.com/

そして コンセプト40.2。黒いモールでうまくデザインされていますが、やはりフロントはボリュームがあります。

出典:Volvo car japan https://www.volvocars.com/jp/

いかがでしょう?

コンパクトモデルなだけあり、フロントを短くする必要がありますので、このようなデザインになるのでしょう。

つまり、ボルボを狙っていて、V60にするべきか将来発表されるV40にするべきか迷っている方、フロントが低いデザインが好きならV60に手をだしても後悔しないと見ていいでしょう。

逆に、ぎゅっと詰まったセダンが欲しい人。たとえば、スバルインプレッサのようなクルマが好きな方は、次のボルボを待ってみるのもいいかもしれませんね。

1.5リッターDrive-E + 7DCT

出典:Lync & Co https://www.lynkco.com/

性能面では、7速デュアルクラッチトランスミッションを装備しています。また、1.5Lエンジンのほか、プラグインハイブリッドも装備するようです。

プラグインハイブリッドも、ボルボがこつこつと作り上げてきたものです。

(サプライヤーのおかげでもありますが)

ボルボはというと、V40 の 1.5L は 6AT。もしかして 7DCT に変わるのか?

上の写真を見てもらうと、シフトまわりはボルボとほとんど同じ。そのままトランスミッションにつながるのなら、7DCTの可能性はあります。

ただボルボはトランスミッションが2種類あるのはいつものことなので、8AT 7DCT 6AT が混在するのは結構問題ないのかも。

しかし・・見事にボルボと同じような内装。エアコン吹き出し口なんて、縦を横に変えただけ。これを自分の実力だと言えてしまう吉利汽車。おそるべし中国企業。

別に中国人すべてが悪いわけではない

さて、このようにボルボに追いつきそうな実力を持ち始めている吉利汽車。あくどいな、なんて思うかもしれない。

しかし、恐るべしだなんだって言っても、現地で働いている中国人すべてが悪いわけではありません。

私は住んでいる場所柄、中国人と話す機会もありますが、日本に来ている彼らは勉強熱心で、完璧ではありませんが日本語を話します。

商売している中国人はにっこり微笑んでくれますし、工事現場で働く中国人も、言葉が通じにくいなかでもしっかり物事が通じるように、ジェスチャーなどで話してくれます。

さらに、結構まじめです。

そういう頑張り屋さんが、少なくとも日本の10倍はいるのが中国。ああ、やっぱり恐るべしだわ、中国(^^;)

次期コンパクトカーへの布石

さて、脱線しましたが、このモデル03は、きっと次期V40や噂のXC20、V20の開発に役立てられます。

ボルボのラインナップを揃える前に、新車として世の中に出してデータを取れるのです。同じサイズ感であればしっかり作り込んで調整することができ、ボルボ自身のモデル追加も容易に踏み切れる。

結局ウインウインです。吉利汽車&ボルボ。しっかりとしたパートナーシップを結べているようですね。

 

それにしても、中国企業はこういうコラボレーション企画がとっても上手い。いまある素材をなんとか生かして商売にする。あとから発達してきた世界の強さでね。

 

・・日本でボルボを買収できればよかったね。うらやましい

about-VOLVOのオススメ

https://about-volvo.11-life.com/volvo-vo-foad/

https://about-volvo.11-life.com/v60-inpresion-interia/

>aboutVOLVOについて

aboutVOLVOについて

aboutVOLVOは、スウェーデン発の高級車ボルボと輸入車の情報をお伝えする、自動車ブログメディアです。
200以上の記事を用意しています。お好みにあった記事をみつけてください。ご感想もお待ちしております。

CTR IMG