ボルボエンジンライブラリ D4204T14(D4用ディーゼルエンジン)

ボルボは昔から、意外とチャレンジングなエンジンの搭載を繰り返してきました。

例えば、直列5気筒エンジンの全モデル搭載など、他メーカーとは明確に区別する戦略をとってきています。

安全対策に全力を注ぐ一方、エンジンなどの走ることにも妥協しない姿勢は、ボルボユーザーにとってもありがたい。

それこそ、安全とハイパフォーマンスの両立、コストパフォーマンスの高い車のオーナーになれるのですから!

スポンサーリンク

日本に唯一導入されるボルボディーゼル

D4のバッチ

ツインターボチャージャーで400Nmを発揮する、クリーンディーゼルエンジンD4204T14。2015年に一斉に導入され、V40においては実に50%がディーゼルエンジン車として導入されています。

ディーゼルエンジンの魅力は、燃費とパワーの両立。しっかりとチューニングされたボルボのエンジンは軽やかにまわり、4,250rpmで190psを発揮!

クリーンエンジンなので購入時に補助金を受ける事ができるのも、魅力の一部ですね〜

D4204T14のエンジン性能

エンジン性能曲線-VOLVO-D4204T14

※このエンジン性能曲線は、カタログ数値をもとに独自に作成したものです。

特筆なのは1,750rpm〜2,500rpmで、最大トルクの400Nmを発揮すること。

街中から高速道路まで、一番よく使う領域で400Nmという高いトルクを発揮するので、扱いやすくてしかたない。

これまた高性能のアイシン製の8速ATと組み合わされ、トルクバンドのおいしいところを逃さずに走れるのも魅力。

最高出力こそ190psと控えめ(?)で、最高回転数は4,500rpmと低いのでガソリンエンジン車に比べればフル加速では負けてしまいますが、そんなことは「おかまいなし」のジェントル走行で余裕の走りが体験できます!

ツインチャージャーはボルグワーナー製

アメリカの大手自動車部品メーカー、ボルグワーナー製の2ステージターボを搭載。

小型ターボと大型ターボを制御し、低回転からしっかりターボを効かすことで、1,000rpmにおいても200Nm超えのトルクを発揮。これを毎秒400万回の演算が可能なコントロールボードで緻密に制御し、ツインターボとは思えない滑らかな出力を再現しています。

燃料噴出ノズルはDENSO製i-ART

ディーゼルエンジンは燃料をエンジン内は噴射し、高い圧力で着火する方式。ガソリンエンジンのように着火時期をスパークプラグで制御できません。

ですので適切な着火が制御できず、黒煙や白煙を出して走っている車が多かった。これをコモンレールなどの制御技術で改善してきたのですね。

ボルボが採用したDENSO製i-ARTは、燃料噴射ノズル内にセンサーを仕込み、適切な燃料噴射量を自ら調整。1秒間に1,000回という細かいタイミングで微調整を行いないます。2500気圧という過酷な条件での制御は、大変な技術でしょう。ちなみに2500気圧とは、指先に像がのったくらい、らしいです(ボルボ公式発表ですよ〜)

DENSOは日本の大手メーカーでトヨタグループに属しています。自動車部品のシェアで世界一と、なんとも誇らしい会社です。

組み合わされるトランスミッションはアイシンAW製TG-81SC

細かく制御された大出力を、しっかりタイヤへ届けるのがアイシンAW製8速オートマチックトランスミッション TG-81SC(アイシン名 AWF8F45)です。

最大480Nmのトルクまでを伝える事ができるので、ポールスターパフォーマンスパッケージを導入しても安心!

(逆に言えば、ハイブリッド以外での480Nm以上の出力はボルボにはラインナップされないのです・・チューニングメーカーの誇大広告には注意。)

アイシンAWってどこの会社?日本の会社です!これまたトヨタグループの部品メーカー。さすがですね〜

このトランスミッションの凄いところは、8速ATという多段化もさることながら、1,000rpmから制御できる直結制御。こうなると、もはやマニュアルトランスミッションより燃費が向上しちゃいます。

マニュアル車は、だいたいエンジン回転を1,000rpm〜1,200rpmまであげてからクラッチを繋いでいく。クラッチがしっかり繋がる時にはおよそ600rpm〜800rpmくらいにエンジン回転数が落ちるのですが、このクラッチを繋いでいく間はエンジンとトランスミッションが「すべる」状態なので、燃料も無駄になってしまいます。

AT車は、直結制御されていないと「すべる」状態に近いのですが、人の介入よりも明らかに素早く直結されるTG-81SCは、エンジンの無駄な回転を極力少なくすることに成功しているのですね。

オイルは専用開発のcastrol製

燃費とパフォーマンスの向上の為には、エンジンオイルの性能向上は欠かせません。

D4モデルに乗ると分かりますが、アクセルを離している状態でも車はスルスルと進んでいく。エンジンブレーキもほとんどかからない!

しかもエンジンはしっかり直結されていて、回転をしているにもかかわらず、です。ものすごい低フリクション性能。

これは様々な技術もさることながら、ボルボとcastrolで共同開発したエンジンオイルにもあるでしょう。

決してディーラー以外でのエンジンオイル交換はしない事です!パフォーマンスが大きく落ちますよ!

ポールスターパフォーマンスパッケージ対応

ノーマルポールスター
パワー190ps200ps
トルク400Nm440Nm

ボルボのエンジンチューニングプログラム「ポールスターパフォーマンスパッケージ」で、エンジン出力を高めることも可能。

その性能は、200ps / 440Nm !!アクセルレスポンスやシフトチェンジのレスポンスも上がり、さらに環境とパワーの両立を図れる見事なエンジンにバージョンアップが「後から」可能なのも、ボルボの魅力だと感じますね〜

ちなみにボルボ公式サイトのポールスターパフォーマンスパッケージサイトはこちら。

サプライヤーに支えられた高性能エンジン ボルボを買ってもしっかり日本にバックされますよ!

デメリットは最小限

静寂性計測-V40D4

ディーゼルエンジンといえば音の問題がどうしても見逃せません。

しかし、防音対策をしっかりされているボルボ車なら心配ありません。V40は他の車種より若干音が大きめに感じますが、それもスポーティな車と思えば十分に許容範囲。時速40kmを越えればガソリンエンジンよりも静かになっていきます。

他のデメリット?必ずアイドリングストップしてしまうところくらいでしょうか。

メリットは最大限 燃費は最強

給油口

そしてメリットは物凄い!

ディーゼルエンジンは軽油で走りますが、日本では軽油が優遇されているので給油するときに一番、この車にしてよかったと実感するでしょう。

D4204T14搭載のD4モデルを選ぶことによるメリットには、以下のように盛りだくさん!

給油代が3分の2

ハイオクガソリンと軽油との価格差は、およそ40円。ハイオクは150円前後に対して軽油は110円前後で販売しています。ですので、給油代はおよそ3分の2!

購入時の税金負担額が減る

例えばボルボV40 Momentumの場合、自動車取得税はエコカー減税制度のおかげで0円!およそ10万円の負担減の他、翌年の自動車税も軽減される!

燃費はガソリンの35%増し

XC60で言うと、T5の燃費が12.6km/lなのに対して、D4は16.1km/l。いやはや、あの大きなボディを16.1km/lって。すごいですね〜

ガソリンを満タンにすると、東京から九州まで行けるみたいです。昔プリウスの試乗記でよく見た、エコラン実験と同じ事が、パワフルなディーゼルエンジンでできるなんて、技術ってすばらしい!

給油代3分の2と燃費35%増しで、ランニングはガソリン車の半額!!

積極的にオススメできる D4 モデル

V40のフロント

このように各ディーゼルモデルは、どのモデルよりも積極的に選べる理由が充実しています。

確かにエンジン音はガソリン車と比べれば大きいと感じます。ディーゼルとガソリンで同じ防音対策をしていれば、そりゃぁガソリンエンジン車はとても静かになります。

しかし、メリットが大きすぎる!

ヨーロッパでのディーゼル不人気をうけて、次のディーゼルが何年後に出るのか定かではない今、電動化の前に一度ディーゼルツインターボに乗っておくのも、いいのではないでしょうか?

D4の有無価格
V40¥3,690,000〜
XC40
S60¥4,490,000〜
V60¥4,690,000〜
XC60¥6,290,000〜
S90
V90¥7,090,000〜
XC90

※2018年9月現在の情報を元に記事にいたしました。

>aboutVOLVOについて

aboutVOLVOについて

aboutVOLVOは、スウェーデン発の高級車ボルボと輸入車の情報をお伝えする、自動車ブログメディアです。
200以上の記事を用意しています。お好みにあった記事をみつけてください。ご感想もお待ちしております。

CTR IMG