●お知らせ 9月になりまして仕事が忙しく ブログの更新は不定期になります。

ありがとうV40スペシャル 君は最高のコンパクトだった

今回はボルボV40販売終息特別企画です!

2019年9月初旬、とある小さな車のニュースに業界内に戦慄が走った。

最高のデザインハッチバックが、他社の追従に迫られる前に販売終了。。。だと。。。?

後継車が用意されないなんて、どういうことだ!

ブリッジスマボ はどうなってしまうの!?

その車とは、ボルボV40。ボルボ最小にしてエントリーモデルに位置付けられる車が、2019年をもって販売終了が宣言されたのだ。

スポンサーリンク

ボルボV40販売終息!明日のボルボコンパクトはどうなるのか

ボルボロゴ

未来の見えないボルボコンパクト物語

バタン!

「ちょっと先輩!」

ここは某輸入車ディーラー。若いセールスマンが信頼している先輩セールスマンへ駆け寄ります。

「見てくださいよ、ボルボV40がファイナルセール!2019年で販売終息らしいですよ。」

先輩セールスマンもボルボの公式ページを見ているところであった。

先輩「お前も見たか。。。情報を得るのが早くなったな。」

後輩「うちのライバルですからね。どれだけ安全装備が理由でボルボに客を取られたことか。」

先輩「そうだな。。。目の上のタンコブが無くなるのは嬉しいが、最後まで性能で追いつけなかったのは残念だった。」

後輩「うちの車だってスペックの見えないところでは評価が高かったんですけどね。輸入車ミーハー客はボルボに取られちゃいましたよね。」

先輩「ミーハー?違うぞ。客の目はごまかせない。隅々まで見て、情報を掴んでから車を購入する。インターネット時代が到来して、様々な物品はネットで購入する事が多くなったが、車は違った。インターネットで情報を得た上でディーラーで再確認して購入するんだ。」

後輩「は、はい!」

先輩「お客様の要望は、お前の言うような目に見えないスペックにこそ現れる。そこを汲み取れるかどうかで車の将来は変わっていく。」

後輩「で、でも、ボルボV40はエンジンのトルクの良さは安全性能は高いですし、デザインも良いですし。でも細かい配慮とかサスペンションのあたりとか、ウチの車がリードしている部分もありましたよ?」

先輩「いや、ボルボはV40で吸収したものを、しっかりとXC40に繋いだ。だからこその2年連続カーオブザイヤーだ。」

先輩セールスマンは悔しそうに歯をならした。

先輩「追いつけぬまま先に販売終了なんて。。。悔しいじゃないか。」

後輩「そうですね。。。SUVではまったく歯が立たなくなってしまいました。コンパクトハッチバックでの勝負は、未来へお預けでしょうか。」

先輩「ん?いい事を言うようになったな。。。そうだ。ボルボもきっと、次期コンパクトを仕掛けてくる。それもきっとSUVでだ。」

後輩「そうなれば、ウチの新生コンパクトSUVと、ガチンコ勝負ですね!」

先輩「そうだな。。我々の車はそろそろ日本で発表だ。次のボルボとの一騎打ちに備えて、アピールをしっかりしておこうじゃないか。」

後輩「はい!」

ゴルフの追従許さず終わるV40のその先は?

怖い話用 駐車場に止まるV40

疲れていても安心して走れる懐の深さ、乗り心地の良さ。理想的な動力性能。数々の安全装備を身にまとい、世界の自動車の安全性能の指標となっていたボルボV40。ライバルであろうフォルクスワーゲンゴルフ、この世界の標準車を持ってしても最後まで追いつけなかった車が、ボルボV40です。

歩行者だけでなくサイクリスト(自転車)も検知する”CITY SAFETY”、万が一歩行者と衝突した際に、歩行者の頭部を保護するエアバッグの搭載など、安全性で世界一と謳われる数々の先進安全デバイスのほか、クリーンディーゼル車でも性能の追い上げが叶わなかったゴルフですが(GOLF2.0 TDIは150ps/340Nm WTLC 18.9km/L 、V40CC D4は190ps/400Nm JC08 21.2km/L)ボルボV40がなくなった今、プジョーやルノーとともに輸入ハッチバック市場を担い、クラス最高の安全性能車となることは皮肉なことですね。

本来であれば次期V40へのフルモデルチェンジが期待されていましたが、今年初めのボルボ技術主任の言葉によって、V40の後継車が無いことは既定路線となっていました。まずはクロスーバーが来るのか、XC20の噂は本当なのか。

そして、本当にV40の後継車は無い、すなわちSUV特化メーカーになってしまうのでしょうか。

ボルボV40後継車の未来は見えない

その答えは、未だ闇に閉ざされたままです。

AudiQ2クラスのXC20開発の噂が流れ、技術主任はクーペ型クロスオーバーSUVに言及し、ボルボデザイナーチームはクーペSUVなんて考えられないとバッサリ。V20の噂も出ましたが、とにかく新車情報はまったく出てこないのがボルボ。

正直に言えばこれは、商売が下手だとしか言いようがありません。新車情報はある程度チラ見せしておかなければ、ユーザーは車の買い替え判断ができなくなってしまいます。その結果、他者への乗り換えを許すことになるのです。技術主任曰く、一旦はXC40がボルボ最小レンジの車になると言っていました。それは実現した。では、XC20は2020年に必ず現れるのでしょうか。

その答えを待つのは簡単なことではありません。世の中には魅力的なコンパクトカーが数多く存在するのです。フォルクスワーゲンT-Cross、プジョー308SW、MINIシリーズ。これらのライバル社が居る中で、販売モデル不在を決行したボルボの覚悟は、どれほどのものでしょうか?

それが安易なものであったならば、ボルボは中国企業のひとつの部門にしかなれないことでしょう。

ボルボの本気、XC20、XC40のTwinEngine、電気自動車モデルのラインナップ、そしてPolestar2の日本販売。果たして待つ事ができるかどうか。その鍵は次の新車が握っていることでしょう。

ボルボV40販売終了に対するコメント多数!

助手席から外の桜を見る

さて、ボルボV40の悲報(?)について、ブログやツイッターでコメントを募りました。投稿いただいた方、ありがとうございました!

皆様のV40に対する気持ちをここに残します。いつかスウェーデン本社やVCJが見てくれるその日の為に。熱のこもったコメントをどうぞご覧あれ!

 

R様(匿名)

V40はT4とD4と2台乗りましたが、どちらも素晴らしかったですね。 T4は、6350rpmまで回る高回転ターボで希少なエンジンだったらしく、今思うと、もう少し乗っておけば良かったと後悔してます。 D4は鬼のような高トルクと高燃費を両立してて、現時点でもなかなかライバルがいないですね。

T4は180馬力、フォード(というかマツダ)設計で、ゲトラグのDCTとの組み合わせで、とにかく速かったです(普通に前輪が空転する)。シャシーもマツダですし、フォード&マツダ&ボルボのコラボの集大成が一つの時代を終えると思うと寂しいですね。

ボルボはPAG時代、フォードやマツダと自動車の共同開発を行なっていました。私自身、共通プラットフォームのV50のサスペンションに惚れ惚れして購入を決意したのでした。R様のおっしゃるとおり、時代がひとつ終わった感じがして寂しいですね。

 

SHINYA様

 哀しい発表でしたね。 V40前期型から後期型への移行で、乗り心地も格段によくなりました。 今も流麗な「アーバン・ショートワゴン」。しかも安心のドッシリ感。 価格帯とサイズ、デザインで、ユーザー開拓した名功労車では?

見た目はハッチバックで、でもワゴンのユーティリティも兼ね備えているアーバン・ショートワゴンはボルボの発案でした。いま周りを見渡して、ようやくマツダ3が現れたところです。ユーザーやジャンルを開拓した名車ですね!

 

べんちゃん様

VCJから発表のあった9月4日は、思い起こせば三年前、今乗っている愛車の納車日と一緒だったのは、どこか因縁めいて不思議な気分です。 もうこのクラスで、これほどパワフルでコスパのあるディーゼル車は出て来ないでしょうから、適度にいじりながら乗り潰す予定です。

性能で追いついたのはフランス勢くらいで、ゴルフも追いつかなかったクリーンディーゼル性能。アクセルを踏み込めばほとんどの車を置いてけぼりにできる上り坂でのトルクフルな走りは、ボルボの中でもV40にだけ与えられたものでした。これは長く乗るしかありませんね!

 

せんちゅりー様

折角築いた物を簡単に捨てるのは戦略に沿わないような気がしてしょうがないのですが、地道に地歩を固めていかないと100万なんて夢でしかないと思えてしょうがないのですが・・・残念です。デザイン部と販売部の意見が間反対って普通ありえませんがVOLVOの将来が心配です。

まったく、100万台の自動車メーカーの責務は、自動車ライフを自社で組み立てられるようにすることだと思います。プレミアムになりつつあるボルボですが、既存顧客の無視はこれを最後にしてほしいものですね。

 

浜口様

今年4月にVOLVOデビューしました。V40CC D4の中古車ですが、かなり迷いましたが今では購入して正解と思っています。D4で気に入っているところは高速道路での余裕の走りと燃費です。良く出来た車と思います。末永く乗りたいと思います。

デビューおめでとうございます。V40は旧車になりますが、オリジナル性の高いボディデザインもクリーンディーゼルも、今後会うことはできない事でしょう。長く愛してくだされば幸いです。

 

デコルボ様

先週から急にボルボを検討し始めました。ちょうど昨日今日最寄りのディーラーさんで試乗といろいろお話しを伺ってきましたが、ディーゼルの新車はもうほぼなく今朝の段階であと1台だそうです。ディーゼル狙いでしたが、新車はもう枯渇、ガソリンモデルはまだ選べるそうですが試乗がディーゼルで加速感が楽しかったので悩んでいます。

ぜひぜひ、ボルボV40を選ばれるよう期待しています!ディーゼルは枯渇でしたか。試乗車のディーゼルや中古車狙いしか無さそうですが、妥協のない自動車選びができることをお祈りしています。

 

UU様(ブログ Wonderful Car Life管理者様)

オーナーじゃないですが。 試乗だけでしたが、小さい車体に溢れんばかりのボディー剛性と乗り味の濃さが素晴らしかったです。 それであのスタイリングの良さ。 シートは言わずもがなパーフェクトな座り心地。 で、あのスタイリングの良さ! 勿体なすぎます。。。

実はXC40よりも座り心地がよく、V60以上のコンフォートシート並みの性能を持つV40のシート。リアシートまでしっかり座れるコンパクトは、V40くらいでした。本当に勿体無いですね。。。

 

くるスペ様(ブログ くるスペ〜自称試乗マニアによる自動車ブログ〜管理者様)

やっぱり寂しいです。Cセグも熱くなってきたし、モデルチェンジして更に盛り上げて欲しいと期待してました。 寂しいですが、V50の復活は期待してしまいます。やっぱりボルボはワゴン、これは揺るがないで欲しい。 60とは違うどこか柔らかいキャラクターのワゴンが見たいです!

私もV50のフルモデルチェンジに期待して、はや8年以上が経ってしまいました。。。いまはV40にゾッコンですが、3年経てばまわりの車に目が行きます。Cセグメントを盛り上げるボルボを期待するしか無いようです!

さて、くるスペ様には無理を言って(?)V40の試乗記を書いていただきました。待ちましたよ〜( ^ω^ )

くるすぺ

こんにちは、自称試乗マニアのくるすぺです。 今回は、V40 Classicの試乗インプレを語ります。実は結構前...…

 

コメントをお寄せくださいました皆様、心より感謝を申し上げます。

そしていつもaboutVOLVOをご覧くださる皆様、今V40に乗っている皆様。この貴重な車を、末長く大事に乗って行きましょう。そして次のオーナーへ渡すその時が来るのであれば、ぜひ大事に乗ってくださる方にお譲りできますよう、お祈り申し上げます。

 

ところで、V40は販売終息だとしてもオーナー様は数多くいらっしゃいます。たぶん、ボルボユーザーの多くはV40ユーザーでいらっしゃる事でしょう。

aboutVOLVOは今後もV40関連の情報を小出し(!?)して行きますのでよろしくお願いします。

ボルボV40ギャラリー

赤いボディが眩しいと思いますが、ボルボV40の造形美をご堪能ください。

V40に舞い落ちる桜の花びら
ボンネットからバンパーへつづく造形が美しいV40
ボルボV40と桜
この角度が一番人気と言われています。
おしゃれなリアランプ。このランプを見るには、他の方のV40を追うしかありません。
往年のボルボをモチーフにもつハッチゲートは、洗車で傷つきやすいので要注意。
volvo-v40-frontview
どんどんドライブに行きましょう!
ボルボV40 in 伊勢神宮
これがアーバンショートワゴンだ。
駒ヶ根の景色
美しい大自然に平然と溶け込む素敵なV40
桜の間からボルボV40
ありがとう。そしてこれからも一緒にいよう!

という事で。。。ミーティングなどに行かない私のライブラリは、どうしても赤いボディが目立ちます(笑)

V50時代、あまり車の写真を撮ってあげられませんでした。今はスマホでカシャカシャとれますが、仕上がりはやっぱり一眼レフのほうが美しいようです。いやiPhone古いだけだって!?

ボルボ「4」の歴史

ここでは今回惜しまれながらも販売終息するV40の過去を振り返りましょう。

出典:ボルボ・カー・ジャパンボルボ343は3ボックス。小型車に「3」をつけるのはこの頃から。

ボルボのモデル名は、基本的に数字で車格を表しています。しかし今に至るまでに数字に繋がりを残すことになるのは、1975年頃のようです。

ボルボは欧州コンパクトの需要増を見越し、ネッドカーにつながるオランダの工場を立ち上げて、コンパクトカーの生産を開始します。それが1976年、ボルボ343の登場です。3ボックスはC30の先祖を思い起こさせます。1.4リッターエンジン+CVTのレイアウトは、その都度時代のトレンドをしっかりと取り込むボルボならではの構成でした。

300シリーズはバリエーションをボルボ360セダン、5ドアなどに広げ、1991年まで販売されます。そのモデル末期に生まれるのが、ボルボ480。リラクタブルヘッドライトを搭載していますが、これも流行りだったに違いありません。

出典:ボルボ・カー・ジャパンボルボ480はスポーティなモデルとして登場。

400シリーズは440、460とバリエーションを増やし、コンパクトなボルボというジャンルをしっかりと守ることに成功。1995年にはS40/V40へバトンタッチ。

「4」というナンバーは、実はボルボにとっては大きなターニングポイントになる数値です。初代のモデル名は「OV4」。初のベストセラーは「PV444」。とくに「PV444」は、第二次対戦中から戦後最初に売る為にと設計され、大ヒットしたモデルでした。

S40/V40のデザインを見れば、ボルボが往年の名車を意識していることが伺えます。今に続くボルボデザインはこのころから具現化され始め、次のS40/V50ではさらに昇華。スカンジナビアンデザインは車にも適用できることを証明することとなりました。

出典:ボルボ・カー・ジャパン初代ボルボV40はワゴンボディ。まさかデザインハッチバックになろうとは、この時は思うはずもなく。

さて、C30/S40/V50を統合してできたのが、今回販売終息するV40。2012年〜2019年となると、若干短命です。

XC40の生産が追いつかず、一部のV40の生産ラインをXC40に割り当てると言われており、XC40ユーザーには歓迎されることと思われますが、ボルボコンパクトを楽しみにしていた人からしてみれば、どうして?とハテナが出る事態となっています。

それでも40シリーズ、「4」の名称はXC40にも受け継がれました。今後「2」になろうが「3」になろうが、ボルボのコンパクトを愛する層は必ず居ます。その人々に届く素晴らしいコンパクトカーを、期待してい待つことにいたしましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

実は、ボルボデジタルカタログのページで、一覧のイラストが更新されていました。S60は更新されていなかったのに(^^;)V40は新しい綺麗なものへと変わっていたのです。ですので、まさか販売終息の宣言がなされるとは思ってもみませんでした。

実際ボルボV40には2020年モデルがあることを、VOLVO GLOBAL NEWS ROOMでは公開されています。つまり今回の販売終息は、あくまで日本側(VCJ)の施策だと言えます。今後どのような展開を見せるのか、注意深く見守って行きましょう。

しかしモデル末期な事は事実です。私もオーナーとして、わかってはいましたが販売終息は寂しいかぎり。自分の手もとの車が変わるわけではありませんが、新しいユーザーが新車では増えないという事実、そして後継車があわられなかった事は、本当に残念でなりません。

しかし、噂のXC20、すこし情報の薄いV20などに期待しようと思います。

 

クリーンディーゼル時代を駆け抜け、車のデザインの大切さを世に知らしめたV40。ありがとうございました。

あなたの後継モデルはきっと、電動化のパイオニアとしてこの地に降り立つ事でしょう。それまでのもうしばらくの間、ボルボのコンパクトの下支えになっていてください。

ありがとうボルボV40!あなたの事は忘れません!

 

>aboutVOLVOについて

aboutVOLVOについて

aboutVOLVOは、スウェーデン発の高級車ボルボと輸入車の情報をお伝えする、自動車ブログメディアです。
200以上の記事を用意しています。お好みにあった記事をみつけてください。ご感想もお待ちしております。

CTR IMG