V60 / V60CrossCountryが2020年モデルに!V90 D4に特別仕様車設定!

【試乗記】XC60 素直にまっすぐに育て上げた青年のようだ

2019年2月現在でも、納期半年待ちの大人気SUV、XC60。

どこにどれくらいの魅力があるのか、試乗でしっかりと見て触ってきました。

今回の試乗は、ボルボミドルサイズSUV。ボルボの販売するクルマの中で世界一売れていると言われているXC60に乗せていただきました。

ボルボXC60の登場は2009年。2017年に新型へ生まれ変わり、日本カーオブザイヤーをとったことは記憶に新しいですよね。

XC60はボルボお得意のエンジン選択、装備グレード選択というお楽しみがあり、できればディーゼルのD4に乗りたかったのですが、今回はT5 Inscriptionの試乗となりました。

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今回の試乗メニュー

試乗コースを簡単に(文字だけで)説明すると。

ディーラーを出て狭い幹線道路(4斜線)を下ります。交差点を右にまがり、右へカーブをしながらの登り、同じく右へカーブをしながらの下り。その後平坦地を進み、交差点を2回右に。

最後に直線の上り坂です。

 

ちょっぴりではありますが、山道と高速域を楽しめるコースになっています。

試乗する時の車の性能確認で、気にするところは次のとおり。

 

・幹線から横道に入るときの、交差点での挙動。

・下り坂+右カーブでの、オーバーステア/アンダーステアのチェックと乗り心地。

・平坦地での「ハザード」をつけての一時停止のしやすさ。

・直線でのアクセルの踏み込みによる加速の気持ち良さ。

 

内装は以前チェックしていますので、主に運転感覚についてレポートします。運転中の撮影はできませんので、ディーラーで撮影した写真を織り交ぜながらお話しますね。

また、口調はいつもの試乗記通り、カーメディアで語っている自動車評論家風で展開いたします。

乗った瞬間カーオブザイヤー

軽い「ぷるん」という音とともに、エンジンが始動。さすがにガソリンエンジンであり、ボルボミドルサイズだけあって、エンジン音は車内に入ってこない。

ただし、アイドリングのノイズは感じる。いつもアイドリングストップを使っているせいか、停止中のエンジンストップに身体が慣れているようだ。

シートをあわせてみる。縦方向に余裕のある車内スペースに見合うだけ、シートの高さが変わるのは嬉しい。ランバーサポートで背中の抑え方や快適さを細かく調整できるのもいい。

Inscriptionグレードのため、ファインナッパレザー がおごられたシートである。しばらく手で撫でてみたが、やはり感触は最高だ。シートだけでもカーオブザイヤーであろう。

XC60。おおよそのターゲットは、ある程度裕福であり後ろの席に客人や家族を乗せることの多い人だろう。なので、今回は乗り心地には拘って評価したい。

 

幹線道路に出てアクセルを踏み込む。エンジン音は静かだ。シルキーまではいかないけれども多少遠くでカラカラ言う感触だ。実用エンジンとして徹底している感じで感動はないけれど。

それでもT5タイプだ。254ps/350Nmのエンジンは、1830kgという巨漢を、スムーズに押し出していく。

しかしアイシン精機の8速ATとの組み合わせは、V60やV40とと比べればボディが重いせいなのか、シフトショックが気になったのを付け加えておく。直結感が高いのは良いのだが、運転が下手になったように感じてしまった。直結制御を積極的に行う、エコモードなどではなかったはずだが。

荒さが目立つ走りではあるが

最初の下り坂を、軽くアクセルを踏んで「タイヤを転がすように」下っていく。途中にあるマンホールを乗り越えたとき、やや固めのクッションをきかせて、道路をいなしていく。

段差を越えるときのショック音は、小さくは無い。高めのアイポイントの代償、ピッチングも少しあり、乗り心地はV60に軍配があがりそうだ。

 

正直に言えば、XC40にも負けている感じがしなくもない。2017年のXC60、2018年のXC40、直近のV60。この順番で乗りごこちは良くなっていると感じた。

 

特にXC40との差は、山道を通過したときに感じた。

下りながらの急な右カーブ。古い道路で”くぼみ”がいくつもあり、もともと走りづらい道路ではある。

しかしV60は綺麗にいなし、XC40は多少のショックこそあれど、足を屈伸させながら進む、ピッチングを感じさせない優秀な足回りだった。

そこへいくとXC60は残念ながら、縦揺れ、横揺れ、だらしないショックをピッチングに合わせて乗る人に伝えてしまう。フロントサスペンションが仕事をしていないような感触だ。SPAモデルのサスペンションの調整が、まだできていなかったのだろうか。

ただし、試乗車は5,000km走行の2017年初期登録車。マイナーチェンジでサスペンションセッティングは変わっている可能性は高い。また、約60kg重いディーゼルエンジンのD4モデルであれば、重さで”いなす”こともできるだろう。

ジェントルな走りに合わせたセッティングだった

良い面だってあった。

平坦地はしっとりと走り、アクセルをやわらかく踏めば観光バスのよう、強く踏めばスポーティカーのよう。ブレーキのタッチはすばらしく、停止の瞬間までスムースにコントロールができる。

とても細かい速度調整を、とても簡単にできてしまう。うんうん、山道用のクルマじゃなかっただけだ。

交差点のフットワーク。高い視線のおかげで、横断歩道の手前の人も、奥からくる車もとても見やすい。視認性の良さは安全性能の一部だと考えれば、XC60のジャストな高さには惚れ惚れしてしまう。

なにがジャストかと言えば、クルマの乗り降り、窓の外に広がる景色、足元の認識のしやすさ、ボディサイズなどなど。高すぎず低すぎず、さらに下りてみれば美しいボディラインと、語ってみれば色々でてくる。

いろいろなところにシッカリと気を配れる青年のよう。乗って触って、心地がいい。

それに、客人をオモテナシするにしても、自分の住む街を紹介するのなら、車高は高い方がいい。

さて、客人をオモテナシすると言えば、歩道にクルマをつけてのお迎えだ。

ハザードランプをつけて停止してみる。ハザードボタンは、私は以前からスイッチのついている場所に不満を言ってきたが、意外と使いやすい場所にあった。(運転席側最右端)

前言撤回!としたいところだが、ボタンが小さいのはやはり気になる。ハザードランプは運転手が、前方を見ながらてぐさりで押すからだ。一瞬目をスイッチ類に移すのは、正直危険だと思う。

液晶パネル類の判りやすさは流石

一時停止して、コックピットを見回してみる。スピードメーターとタコメータの間に、ナビゲーション画面が出ている最近のトレンドである。

やはり、首を縦に下ろすだけなので見やすい。そもそもナビ画面は停止中くらいにしか見ないし、スピードメーターの確認のときに大よその場所がわかればそれでいいだろう?

ここにナビ画面が出ている一番の利点は、センターの9インチパネルに別の操作モードが出せること。大体はサウンド関係になるのだろうが、その都度ナビが見えなくなる煩わしさがなくなる。

もう一つ、これは感動したのだが、9インチモニタはかなりの解像度のようで、バックモニターの表示がとても細かくて見やすかった。

600万円する車なのだからと言われればそれまでだが、当然ボルボも装備品のレベルが高いという事を伝えたかったのだ。

カーオブザイヤーに輝いた理由。色々なところに散りばめられている。

大きい中にも燃費あり

もうすぐディーラーについてしまう。もう一周したいところだが、もちろんそうも行かないのでラストテスト。最後の交差点を曲がってアクセルを強めに踏んでみる。ここで面白いのは、エンジン音がまったくしなくなったこと。

フル加速中、エンジンのノイズは一切感じず、速度だけが上がっていく。しっかりしたシートのおかげで身体に負担はまったく無く、心地いい加速が続いてく。。。と書きたかったのだが、一般道なので加速を続かせるわけにもいかず。

ふとルームミラーを見れば、後続車ははるか後ろのほう。直線では存分にパワーを楽しめそうだ。

そのくせ、1800kgを超える重量級のハイオクガソリンターボ仕様のくせして、マークしている燃費は9.5km/L。充分じゃないかな!

 

ディーラーへ到着して、歩道を横切り駐車場へ。乗り降りはしやすい。。。まではいかないのは、しっかりとしたシートの形状のせい。妥協せずに立派なシートをつけたところは、XC60の美点といえよう。

XC40との住み分けは上手くできている。ボルボに感謝だ。

試乗車のスペック(XC60)

全長 全幅 全高4690 x 1900 x 1660
車重1,830kg
エンジン形式2L 直列4気筒DOHCツインターボエンジン
エンジンスペック254ps / 5500 rpm  350Nm
駆動方式全輪駆動
トランスミッション8AT
安全装備インテリセーフ
価格6,940,000 円

このクルマをまとめてみます。

本来ならばXC40よりも前に乗るべきクルマだったのですが、このブログが2018年5月から開始だったことから、最初にXC40、つぎにV60と立て続けに新型車が出たこともあり、叶いませんでした。

今回たまたまボルボディーラーでセールスさんとお話ししていましたら、お好きな車をどうぞという事になり、XC60に乗るという夢が叶ったわけです。

結局、山道で酷評してしまうのですが(笑)

AWDでバネ下重量が増えており、ラグジュアリー重視な人にとっては多少雑に感じる可能性があります。弟分のXC40は大変よくできており、乗り心地だけを重視するのならXC40は有力なライバルになります。

しかし、後席の出来が違いすぎ。XC40のリアシートはペラペラ。対して、XC60はしっかり座れるリアシートを装備。格の違いはしっかりとありますね。そりゃあ重くもなるよね。

さて、試乗記中でピッチングという言葉が多くでました。SUVの宿命ですが、支点になる地面から離れている場所は、地面が小さく揺れただけで、多く揺れまてしまいます。この揺れのことをピッチングと言うのですが、頭にはそれなりの加速度がかかり、不快感を覚えます。

このサイズのSUVとしては優秀ではあるのですが、V60やV40よりは乗り心地が悪い事は確かです。それさえ我慢できるのであれば、そしてお金があれば、買って損する車ではないでしょう。

つまり、欲しかったら買っちゃえ☆ というのが、about-VOLVOの評価です。積極的にオススメしない理由は、ラグジュアリーな乗り物として欲しければV60のほうが調整が上手にまとまっていてオススメだと言う事でした。

それでも、大きい車に乗れることも人生を楽しんでいることの1つです。日本では唯一無二(?)の北欧ラグジュアリーSUV、XC60。あなたも是非、一度触れてみてくださいね、

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https://about-volvo.11-life.com/testdrive-v60/

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