【試乗記】ボルボ V60 優先したのは走りかデザインか

体験記

試乗記です。

2018年9月に日本で発表された、新型ボルボV60です!

とりあえず最初の販売は、ハイオクガソリン仕様のT5のみ。TwinEngineは2019年の春〜夏に発表。つまり、どんなに頑張っても今はガソリンモデルしか評価できません。

しかし、試乗して触れてみると、完璧に仕上がっていて悪いところがみつからない!

そんな、良いところしか見つからなかった試乗記をお届けします(^ ^)

試乗前にジロジロ見まくり

V60フロント

ディーラーへはV40の点検で訪問。ついでに試乗させてもらう予定で予約しました。

あいにく担当の営業さんが帰ってくるまで、ショールームで待つことに。目の前にはブラックのT5 Momentumが置いてあります。

ぱっと見での第一印象は、「かっこいい!」の一言。

印象はメルセデスベンツよりBMWに似ている感じ。スポーティなデザインに仕上がっていますが、BMWほどエグくなく、ボディの面はクリーンな処理でできていますね。

とくに、SPAプラットフォームでデザインと運動能力の最適化されたボディフロント部。

とっても低めに作られているので、大きなタイヤがさらに踏ん張り感を増していて、もう本当にかっこいい!

プライベートを演出するコックピット

V60運転席

コックピットの乗り込んで見れば、今までのボルボはシフトレバーまわりはすっきり空間をあけてありましたが、NewV60はといえばかなり「カサ」を上げてある印象。

適度にあげてあるのか、運転席での包まれ感はなかなかのもの。家族が乗っていても運転に浸れるようで気持ちいいです!

デザインは新世代ボルボと同一。しかし細かいディティールを整えてあり、スポーティな印象を与えてくれます。

とくに本革シートのイエローとチャコール(ブラック)内装の組み合わせはベスト!!

って、他のモデルに乗ってもいないのに叫んじゃう、すばらしい作りです。

待ち時間はあっという間

これだけ素晴らしい車だと、ついつい写真をとりたくなっちゃいます。(ブログ用に。)

ボルボの女性従業員さんに写真を撮ってもいいか聞くと、ぜひたくさん撮っていってって言ってくださいました!

ですので、ディーラーでV40 T2とかV90とか、スマホで写真をぱしゃりぱしゃり。

あぁ楽しい(^ ^)

そうこうしているうちに、営業さんが帰ってきました。試乗にいってまいります!

 

ここから、雑誌のような文面にかわりますよ。

(写真は運転中の撮影はできないので、ディーラーでの展示車の写真をシチュエーションに合わせて使用しています。)

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フュージョンレッドメタリックのV60が登場

V60ヘッドライト

 

 

 

 

 

 

 

赤いボディで登場の試乗車。パッションレッドではないけれど、落ち着きのある赤色がとっても素敵だ。

コックピットに乗り込んで、位置合わせをする。どうやらV40に比べても着座位置が低いのか、はたまた最初から低かったのか、足を前に伸ばすような姿勢になってしまう。

すこし座面を持ち上げて、シートを前に出す。スッと好きな位置までもっていけるのは、電動パワーシートの恩恵だ。

それでもハンドルは水平に近いと感じる位置までチルトテレスコで調整。やはりスポーティなコックピットだ。

昔乗っていたセリカに似たような姿勢になる不思議。

スポーツカーは全高が低いにも関わらず、ゆるっと座ると不快だし、しっかり走れない。ボルボV60はそういう感覚に近い、しっかり座りなよって車に言われているよう。

でも疲れるような感じはなかったのが面白い。

車両感覚の掴みやすいカーデザイン

エンジンをかけて走り出す。

最初に気づくのは、車両サイズがまったく気にならないことだった。

V40でさえ1,800cmという、日本では大きめのボルボのボディ幅ではあるが、V60は「立体駐車場サイズ」と言われる1,850cm。

1,750cm〜1,800cmの立体駐車場が多いから、ちょっとこじつけじゃないの?って思うが、そこは置いとくとしても、明らかに「大きい」と感じないのだ。

手を取るように車両感覚がわかりやすい。これはいったいなぜなのだろう?とよく観察すれば、左右の大きめな視界と過度にラウンドしないダッシュボードの効果だとわかる。

フロントシート左右の窓は、下端が水平に近くデザインされている。駐車場などに止めるとき、車の向きを確認するのに、ウインドウ下端が水平だと大変位置きめしやすい。

また、運転席から見える前方のウインドウは確かにねているが、ダッシュボードの水平基調にあわせてウインドウも素直な形状を見せる。

この相乗効果で、車両の左右のスペースが良くわかる。これも大きめなワゴンボディをデザインする上でのセオリーなのだと感心した。

余裕のあるパワフルエンジン

街道に出てすぐに上り坂だが、2L 254ps/350NmのT5用ツインターボエンジンは、期待した通りの加速を見せてくれる。

日本の車社会において、350Nmのトルクは「余裕」を表すにはちょうどいい数値だ。

250Nmでは物足りなさを感じるし、400Nmを超えると「猛ダッシュ」をかませるようになる。

インプレッサやランサーエボリューションが400Nm前後だったことを考えれば、そこはスポーツカーの領域だ。しかし350Nmは、スポーツカーに近いけれども、少しマイルドに振る舞うにはちょうどいい。

アクセルをふわっと踏み増せば、クルマもふわっと前に出る。このあたりのフィーリングはまさに「大人の味付け」である。

そして、エンジンはとても遠くに置いてあるようだ。日頃D4のディーゼル音に慣れているせいもあるが、V60 T5はエンジン音は主役にはならない。

軽く軽快な音はすれども、表舞台には立ちたくない、でも結果はしっかり残す名選手。野球でいえば、2番ショートで3割打者。ホームランは30本にあとわずかだけど、3割30本30盗塁が欲しいのではなく、ゴールデングラブ賞を狙っている、そんな感じ。

とにかく、コンフォートに味付けされたT5用エンジンは、手軽にスポーティ走行もできるし、ゆっくり走っても気持ちいい。

ノイズ性能の高いタイヤとボディ

そして、足回りも満足度が高い。

エンジンが静かなら、ロードノイズも静か。しかも適度に静かだ。

まったく何も聞こえないわけではない。BGMを止めてじっくり車内の音を楽しめば、ちょうどいいノイズが耳に心地よい。

遮音性がいいのかタイヤがいいのか。あまり音がしないと、タイヤのグリップ性能に不安になってきそうだが、ボルボV60はそのあたりも懐が深い。

交差点での右折も、下り坂の急カーブも、不快な揺れを一切出さない。柔らかいマットの上を走っているように路面のショックをやわらかく包み消してくれる。

それでいて、ハンドルの操作に対する追従性はなかなかいい。

左に曲がろうが右に曲がろうが、姿勢が崩れることはない。コーナーは結構得意と見えて、狙ったラインにしっかりと合わせてくる。

サスペンションが仕事をしているのがよくわかる。ああ、今ストロークしたな、ふんばったな、という感覚を、しっかりとドライバーに伝えてくるのだ。

それでも、基本はゆったり仕様なボルボ味。さすがにXC40よりは大人っぽい味付けで、昔からのボルボ乗りには歓迎されるに違いない。

他のボルボの何に似ている?

ディーラーにもどってじっくり考えてみると、印象がとても良いことに気づいた。

乗り味はXC40 AWD T5 R-Designよりも明らかにゆったり思考だ。

タイヤサイズもデザインも違う、XC40。その印象は「キビキビ」だ。

CMAプラットフォームをつかう小型SUVで、試乗したときにはそのレベルの高い味付けに脱帽だった。

V60は、ベクトルが違っている。「キビキビ」ではなく「軽快&ゆったり」である。

逆もある。V40はプラットフォームが古い分、「モッタリ」な感覚がどうしても抜けない。しかしこれは古くからのボルボの走りのデザインだと思っている。

V60は同じようなテイストもあるが、「モッタリ」は「チラ見せ」程度である。新世代らしい軽快なハンドリング、でも乗員も荷物も傷つけない、きもちのいい乗り心地。

この比較はさすがにV40にもXC40にも申し訳ないとは思う。なにせSPAプラットフォームでの自動車開発はV60で4台目だ。ボルボの狙った通りの味付けに収まるにきまっている。

XC40も、イヤーチェンジできっとV60に乗り味を寄せてくるだろう。

V40は、次のフルモデルチェンジで相当レベルをあげてくるに違いない。

しかし、V60のこの境地は素晴らしい。淡いモッタリ&ゆったり、綺麗に曲がる、止まる基本性能。すべてのドライブフィールが高次元で調整されていて、きっとCMAプラットフォームでは追いつけないだろう。

これが499万円からだ。もしT4モデルなどが発売されれば、もう少し価格は下がるだろう。素性の綺麗なV60は、きっともう少しエンジンが非力でも充分なはずだ。そのときは、バーゲンプライスと言っていいだろう。

新世代ボルボに触れられて、実に有意義に過ごすことができた。このクルマは素晴らしい。

私もそろそろ、V60を本格的に検討する段階に入ったようだ。

試乗車のスペック V60 T5 Inscription

全長 全幅 全高 4760 x 1850 x 1450
車重 1,700kg
エンジン形式 2L 直列4気筒DOHCツインターボエンジン
エンジンスペック 254ps / 5500 rpm  350Nm
駆動方式 前輪駆動
トランスミッション 8AT
安全装備 インテリセーフ
価格 5,990,000 円

まとめてみますと、デザインも自動車性能も妥協のない1台だと感じます。

確かに90シリーズと見比べれば、すこし質素に感じるインテリアではあるのですが、Momentumまで行けば造形美だけでも充分な美しさだと感じるはずです。

そして動力性能は、これは悪いと思うところがない、すでにマイナーチェンジしたんじゃないの?って感じる熟成感。

出たばかりのクルマって、ここ、雑だなーなんて思うところがあるものですが、V60には全くありません。

本当に、昔からあるクルマのように整っていました。

予算的にもスペック的にも、TwinEngineはまだまだ日本では馴染めない機構です。すると、今発売されているT5のMomentumかInscriptionはベストで、どちらを選ぶを迷うことになるでしょう。

欲しい人は、待たずに今すぐ買うべき!そう思えるクルマでした!

最後に。。。女性の従業員の方が、「たくさん、いい写真とれましたか?」と聞いてくださりました。さりげない一言ですが、ボルボディーラーの温かみを感じる、すばらしい方でした!

ボルボ、とってもいいところ!

ここまでお付き合い、ありがとうございました!どれではまた、お会いしましょう〜

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