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【試乗記】ボルボV40 D4 ガソリン車を選ぶ前に是非乗って欲しい車

ボルボV40の試乗記、2回目は、D4への試乗です。

前回のV40T3試乗記も、合わせて読んでくださると嬉しいです。

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期待のディーゼルエンジン搭載車 V40 D4に乗る

給油口

2016年に発表されたボルボのニューストピックスは、やはりDriveEのディーゼル追加だろう。

ディーゼルの追加を受けたモデルは軒並み売れ行きが上がった。

なにせ、クリーンディーゼル搭載車。エコカー減税対象で、最高で自動車取得税、重量税が減税される。(2018年8月現在)

前回の試乗で車の良さは実感している。今回はディーゼルを試してみた。

室内では程よく主張するスポーツエンジンのような印象

V40コックピット

試乗用に出てきた車を眺めてみる。フロントが少し沈んでいる気がする。

ディーゼルエンジンはガソリンエンジンより50kg重いから、その影響のようだ。

ディーゼルエンジンはカラカラと鳴っている。噂どおりだ。この音がダサいと感じるか、問題ないと思うか、個人の主観によるだろう。

なんて考えていたが、運転席に座ってその考えは吹き飛んだ。

ドアを閉めると、ディーゼル音はほとんどしなくなる。静音設計はなかなか高い。

少しアクセルを踏むと、カラカラとは違う音がする。たしかにガラガラ言っているのだが、チューニングの成果なのか、ガソリンとも違う独特の音がする。

パワフルで気持ちいい400Nmのトルク

ボルボエンジン

路上に出てみる。最初は緩い上り坂だ。

アクセルをグイッと踏むと、全く同じタイミングでV40も加速する。これはパワフル!

びっくりするくらいパワフルなのだ。もう病みつきになりそうである。V40 T3の1.5リッターがどうでもよくなってくる。

シフトをSに倒すとスポーツモードに入るが、こうなるともうモンスターマシンだ。

右足とエンジン、車の加速度がリニアにシンクロする。

アクセルを少し踏むだけで、時速60km/hなんて軽く越えてしまう。シフトの制御も加速に最適化されて、素早くシフトチェンジしている印象だ。

高速道路での合流や追い越し、渋滞終了からの加速に重宝しそうだ。

微速走行も任せられるSモード

ボルボV40シフトレバー

さらに、Sモードでは面白い動きがあった。

アイドリングの回転数が1,100rpm付近と高めに設定されていて、このままブレーキを離すと、「少しハイペースな微速走行」ができる。

これが時速10km/h〜15km/hなのだが、あらためてここでディーゼルの素晴らしさを感じることになる。

それは燃費。とろとろ運転にも関わらず、燃費計が15km/L付近をさしているのだ。

意外なところで省エネ性能を体験することができる。なかなか面白い車である。

組み合わされる8速ATは主役級の役割を担う

ギアボックス

ディーゼルエンジン搭載のD4と、高パフォーマンスエンジン搭載のT5は8速ATが搭載されている。

アイシン精機のオートマチックトランスミッションで、1000rpmを越えると積極的に直結制御をかけて来る。このトランスミッションの出来は最高だ。

1速から2速、2速から3速に変速するところでは、多少ぎこちなさを感じる。が、エンジンが協調するのでマニュアルトランスミッションのような印象を受ける。

つまり、シフトチェンジするごとに緩やかにエンジンの回転数が下がり、直結制御できるところでトランスミッションとエンジンを繋げるような制御。

マニュアルトランスミッションでクラッチを切り、半クラで繋げるのと大変似ている。

だから、マニュアルが好きな人は積極的に選んで欲しいトランスミッションだ。

シフトチェンジのタイミングはT3よりも早く来る気がするが、正直3速以上はシフトショックも無いしエンジン音もあまり聞こえない。

ようは気にならないという事だ。

下り坂はT3の勝ち

パドルシフト

試乗路はカーブを描くようになる。上り坂はV40 T3と同じく、軽々と登って行く。

車の姿勢もバッチリだ。フロントが重くなった分、サスペンションの動きが雑になるかなと思ったが、全く問題ない。

しかし、カーブの下りは違った。明らかにステアリングを切る角度が増している。50kgの分、カーブの外側に膨らむようだ。これは少し注意したい。

そしてもう1つ。シフトの多段化とエンジンフリクションロスの低減の為なのか、エンジンブレーキがかからない。

下り坂では、5速くらいのATでは1速下げれば緩やかなエンジンブレーキがかかるが、V40 D4はほとんどエンジンブレーキがかからないのだ。

これではシフト操作が大変になるが、幸いパドルシフトがついている。これを使って、下り坂でのエンジンブレーキは2速から3速落とすことでエンジンブレーキがようやくかかるのだ。

T3かD4か

ビーナスラインの駐車場にとまるV40

さて、車の印象はV40 T3が、軽やかだったのに対し、V40 D4はドッシリした安心感がある。

以前のボルボ、例えばV50や850などと同じ印象だ。

そこからうまく抜け出して軽やかになったのがV40 T3であり、(先ほどはどうでもよくなったなんて言ったが)正直どちらが良いかは悩ましいところだ。

190馬力、40.8kgf のパワフルなエンジン。そしてディーゼルの狭いトルクバンドを上手くコントロールしてタイヤに伝える8速AT(ギアトロニック というらしい)が良ければ、D4で決まりだろう。

高速道路も頼もしい追い越しを決められる。

しかし、静かで軽やかな街乗り車なら、T3になる。

この2台は甲乙付けがたい。どちらを選んでも、所有する満足感は変わらないと思う。

ボルボはこのディーゼルエンジンが、他の車種にも展開されている。どの車にもうまくマッチングするように調整されているようだ。

車の印象は少し変わるだろうから、ディーゼルモデルとガソリンモデル、どちらも試乗する事をお勧めしたい。

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