ボルボのスマボ ディーラーでは教えてくれない正しい使い方

アクティブローンやオートローンと比較して、スマボの正しい使い方を紹介します。

最近のボルボの新型車の日記はすさまじい。XC40もXC60も、納車には半年は待たされてしまう。だったら早く注文したいと思う人もいるでしょう。

でも、手元にお金もないし、ならばローンかな?なんて考えているところに、不意に情報が舞い込んでくるのが、ボルボのカーリースプラン「スマボ」。

ボルボのカーリース「スマボ」は新車をリースで乗れる、一見お得なプランです。

手元にお金がないけれど、とりあえず車が必要だし、ボルボに乗りたい!て人は、一度はパンフレットを手に取ったことがあるはず。

でも、毎月どれくらいの費用でのれるのだろう??ローン組むのと、どちらが支払いが少ないのかな。

ディーラーに出向いて聞くのも嫌だな、そんな方へ、スマボの最新情報と「正しい使いかた」をお届けします。

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スマボは3種類

一口にスマボといっても、実は3種類のプランがあります。

新車購入用、中古車購入用、XC40やXC60の乗り換え用で3種類です。なぜにわざわざ違う名前にするのかなといえば、同じカーリースでも性格がまったく違うから。

この記事で解説するのは「スマボ」ですが、他のプランも参考に覚えておいてください。

スマボ

スマボはボルボディーラーで取り扱っている、新車購入用カーリースプラン。

新車登録に必要な諸費用や、リース期間中(3年間)のメンテナンス料金、さらに自動車税も込み込みで毎月定額で新車に乗ることができるのが魅力的。

リース額はおおよそ本体価格の1.9%〜1.5%。標準的なリース料です。

ローンでの支払いと同様、毎月の支払いを軽くするために頭金をいれたり、ボーナス併用払いも可能です。

値引き交渉などがないので、他の人と同じ価格で乗れる。公平感は出てきます。

ただし、総支払額や資産を持つと考えると、ローンのほうが断然お得です。

ブリッジスマボ

基本リース期間が1年の契約で、XC40やXC60の納車までボルボの新車に乗れるプラン。

自動車の車検切れが来たのでディーラーで新車を契約。車も下取りに出してしまう。でも車が半年以上来ない。こんな状況で、乗り継ぎ用の車を新車で用意できるのが「ブリッジスマボ」。

支払額が車両本体価格の1%と、驚異的な価格設定。でも登録諸費用は契約者持ちですので、気をつけましょう。

新車が2回乗れる、という触れ込みで契約者数もうなぎのぼりらしいですが、1年しか乗られなかった車がちまたに増えることも事実です。

中古車の値下がりが半端なさそう。

セレクトスマボ

出典:ボルボカー越谷

ボルボカー越谷のブログはこちら。

一部のディーラーで展開している、中古車用カーリースプラン。

中古車を最長1年間乗ることができる。つまり1年で次の中古車へ乗り換えできる。

「登録済み未使用車」や「デモカー」でのサービスなので、つまりほぼ新車と同じ状態の車に乗ることができて、しかも月額使用料は「スマボ」よりも安く見えたりします。

ただ、頭金として25万円前後支払うので、結局は総支払額はあまり安くはならない、ちょっとおしいリースプランです。

一番の魅力は、1年で手放せるということでしょう。

WEBで確認できている取り扱いディーラーは、次の通りです。

ボルボカー江戸川/ボルボカー八王子/ボルボカー成田/ボルボカー越谷/ボルボカー所沢/ボルボかー水戸/ボルボかーつくば

スマボのメリット

「スマボ」で契約すると、どれだけお得に車に乗れるのだろう?

後ほどスマボシミュレーション価格をお見せしますが、メリットは「契約の煩わしさの解消」と「定額支払い」です。

契約の煩わしさの解消

簡単にいえば、車を発注する際の価格交渉がありません。

正直いえばこれはデメリットで、せっかく価格を抑えられるのにそこを無視することになります。

ボルボは値引き額の結構大きなディーラーです。40万円、50万円はあたりまえ。そこをあえて無視して、「スマボ」にするメリットといえばやはり、簡単に契約できること、これにつきます。

定額支払い

そして支払いも一定額。とってもスマート。

自動車の購入といえば、自動車税などの諸費用、メンテナンス料が毎月の支払額とは別に発生するのがなかなか煩わしい。

自動車をローンで購入していて、毎年6月ごろになると自動車税の納付でいきなり大きな出費です。これはこれで辛い。

「スマボ」で必要な諸費用は、最初の車検費用と4年目、5年目のメンテナンス料。あとは定額で乗れちゃうのです。(初回支払いだけ2ヶ月分ですが。)

3年経過、4年経過で他の新車にスマボで乗り換え

次の車も「スマボ」にするという条件付きで、最初の車検前と4年経過時に新車へ乗り換えることができます。

下取り交渉や新車購入交渉をしないで、また同じ条件で車の乗り換えができちゃうのです。

注意点は、車検前の乗り換えでは、なぜか車検費用相当の支払いをしなくてはならないこと。もう乗らないのだから支払わなくっていいいじゃない?と思いきや、ここで結構大きな出費が出てきます。

ご注意ください。

スマボのデメリット

エンジンチェックマーク

「スマボ」での契約が、実際にはお得でないことの理由がこちら。

使用条件が明確に決まっている

「スマボ」は車を借りている状態です。どんなに支払いを続けても、5年経った時点で返却しなくてはなりません。

傷やへこみなどは、一定以上になると修理して返却しなくてはならなくなります。丁寧に乗っていないと出費が「かさむ」ということです。

しかも毎月750km換算での距離までしか乗ることができません。5年間乗る場合、750 km x 12 ヶ月 x 5 年間で 45,000 km。

5年で 45,000km 以上走る人は、スマボはお勧めできません。

また、事故に遭ってしまった場合でも、支払い責任は使用者に出てきます。

事故にあって廃車になるとき、ローンでしたら残るのはローンだけ。これは保険の支払いでペイできますが、「スマボ」では損害賠償金を支払わなくてはならなくなります。

意外と定額でない

メリットは定額だとお話ししましたが、車検費用や4年目、5年目のメンテナンス費(新型V60は5年保証なので、VSP Plusに加入すれば定額になりますね。)

そして初回支払額が2ヶ月分。

定額で乗れることと、頭金0円であること。この2つは実は「まぼろし」なのですよ。ほほほ。

急な乗り換えに対応できない

自動車をローンで購入した場合、乗り換えしなくてはいけない時は中古車販売店で買い取ってもらうことで、ローン残金を清算することができました。

「スマボ」での乗り換えは、リース期間中に2回(36ヶ月、48ヶ月)のタイミングでしかできません。これは結構おおきなデメリットですね。

しかも、36ヶ月乗り換えの場合でも、自分の使わない車検費用相当を支払わなくてはならないのです。これがなければ、もう少しいいプランなのですが。。。

スマボのシミュレーション

今人気のXC40をスマボとローンで比較してみます。

人気のXC40に、スマボでの支払いとオートローン2種類をあわせて計算。

計算内容は参考としてとらえてください。実際の価格はディーラーで伺ってください。

XC40 T4 AWD Momentum 契約額

契約額スマボアクティブローンオートローン
1.車両価格(ETCつき)¥ 4,590,000
2.自動車取得税込み¥ 114,750¥ 114,750
3.自動車重量税込み¥ 49,200¥ 49,200
4.自賠責保険 37ヶ月込み¥ 36,780¥ 36,780
5.検査登録費用等込み¥ 78,840¥ 78,840
6.車庫証明費用等込み¥ 13,400¥ 13,400
7.リサイクル預託金込み¥ 20,170¥ 20,170
8.購入時合計(税込み)¥ 4,590,000¥ 4,903,140¥ 4,903,140

自動車税はあとで計算にいれます。

まずこの時点では、支払額はスマボがダントツに低く見えます。

では次にいきましょう。支払額を確定します。

XC40 T4 AWD Momentum 分割支払額

分割支払額スマボアクティブローンオートローン
8.購入時合計(税込み)¥ 4,590,000¥ 4,903,140¥ 4,903,140
9.頭金¥ 0¥ 313,140¥ 313,140
10.値引き¥ 0¥ 0¥ 0
11.元金¥ 4,250,000¥ 4,250,000¥ 4,250,000
(手数料)リース利用料 1.8%年率 1.7%年率 1.9%
12.初回支払額¥ 153,000¥ 63,755¥ 83,110
13.毎月支払額¥ 76,500¥ 58,300¥ 80,200
14.残存価格¥ 0( ¥ 1,377,000 )¥ 0
15.支払い合計*¥ 4,743,000¥ 3,503,455¥ 5,128,050

*支払い合計の計算方法

スマボでの合計額 = 12.初回支払額 + 13.毎月支払額 x 58ヶ月

アクティブローンでの合計額 = 9.頭金 + 12.初回支払額 + 13.毎月支払額 x 59ヶ月。14.残存価格は今は考慮せず 

オートローンでの合計額 = 9.頭金 + 12.初回支払額 + 13.毎月支払額 x 59ヶ月

アクティブローンが得意の残存価格をつかって、優位にたちました!

さて、ここからがスマボの本領発揮。毎年地味にかかる自動車税を加味します。

車検費用はすべてのパターンで共通のため、定額25万円としています。

XC40 T4 AWD Momentum 追加維持費用

維持費含め合計スマボアクティブローンオートローン
15.支払い合計¥ 4,743,000¥ 3,503,455¥ 5,128,050
16.自動車税 5回込み¥ 197,500¥ 197,500
17.車検 1回¥ 250,000¥ 250,000¥ 250,000
18.維持費込み合計¥ 4,993,000¥ 3,950,955¥5,575,550

これでそれぞれの価格が出揃いました。

ではひとつずつ解説していきましょう。

スマボ」で5年間乗り継いだ場合の総支払額は ¥ 4,993,000 です。車両価格+諸費用で10%上乗せしたくらいの価格で新車に乗れるということがわかりますね。

しかしこれだけの額を支払いしておいて、5年使用が終わったら返却です。ここであとから出る2つのローンに優位性が損なわれる結果になってきます。

アクティブローン」は残額設定ローンです。今回、ボルボのファイナンスシミュレーターを使ったところ、5年目の残存価格が ¥ 1,377,000 となっています。すごい強気!

5年目を終えた時に、この残債をペイして新車にするか、再度ローンを組むかを選ぶことができます。判断を先送りできるのは嬉しいですね。

ですので上の表で14.を加算しなかったのはその為。結果的に支払いが一番楽になるのが特徴です。

オートローン」は残額のない、シンプルなローン。おかげで支払額が一番多いのです。

しかし、5年間支払いが終えた時にのこる車両の価値が、アクティブローンでいう残額の約137万円。これを下取りにして新車にしてもいいし、そのまま乗り続ける事もできる。自由度が高いのが魅力的です。

スマボの正しい使い方

お金のイメージ

という事で、考察します。

お得度で言えばいいところの無い「スマボ」

「スマボ」には乗り換え特約付きとなっていますが、ボルボは最近人気のある車種になってきました。ですので中古車販売店へ持って行けば、相応の価格で買い取ってくれるでしょう。

5年目で手放す条件で考えれば、アクティブローンが一番優位。次がオートローンです。オートローンの18.維持費込み合計から、アクティブローンの残額 ¥1,377,000 を引けば、¥ 4,198,550 となって価格的に「スマボ」よりも安くなります。

アクティブローンは、車が大きな事故などにあった場合に価値が下がり、5年目の清算時に追加支払いが発生する場合があります。

でも、そこは安心してください。そのまま乗り続ければいいだけですよ。

この融通が利かないのが「スマボ」。5年後の清算は強制ですから、契約書どおり追加負担して、結果的に手元に車さえも残らないという悲しい出来事になりそうです。

そしてももう1つ。スマボでの乗り換えは、次回もスマボを使わないといけないという事。まさにスマボ地獄(笑)

優位性ある? 3年目の乗り換え

優位性がひとつあるとすれば、3年目や4年目での乗り換え。

ボルボ含む輸入車は、最初の年の寝落ち率が半端ない。アクティブローンやオートローンでは、清算できない可能性があります。

まあ、スマボはその分多く払っている気はしなくもないのですが、3年での乗り換えを繰り返すのなら、スマボは悪くない選択肢かもしれません。

3年後の残存価格はアクティブローンのシミュレーターで計算できます。価格は ¥ 2,295,000 。

こんなにあるかなぁ(^^;)XC40ならあるのかな。

XC40 T4 AWD Momentum 3年目で乗り換えシミュレーション

分割支払額スマボアクティブローンオートローン
8.購入時合計(税込み)¥ 4,590,000¥ 4,903,140¥ 4,903,140
9.頭金¥ 0¥ 313,140¥ 313,140
10.値引き¥ 0¥ 0¥ 0
11.元金¥ 4,250,000¥ 4,250,000¥ 4,250,000
(手数料)リース利用料 1.8%年率 1.7%年率 1.9%
12.初回支払額¥ 153,000¥ 63,755¥ 83,110
13.毎月支払額¥ 76,500¥ 58,300¥ 80,200
14.残存価格¥ 0( ¥ 1,377,000 )¥ 0
15.36回支払い合計¥ 2,830,500¥ 2,104,255¥ 2,890,110

ここに、維持費をプラスして。。。。

維持費含め合計スマボアクティブローンオートローン
15.支払い合計¥ 2,830,500¥ 2,104,255¥ 2,890,110
16.自動車税 3回込み¥ 118,500¥ 118,500
17.車検 1回¥ 250,000車検通さず車検通さず
18.維持費込み合計¥ 3,080,500¥ 2,222,755¥3,008,610

そして清算してみます。。。。

清算スマボアクティブローンオートローン
19.ローン残債¥ 0¥ 2,776,200¥ 1,924,800
20.買取価格¥ 0¥ 2,295,000¥ 2,295,000
21.差額¥ 0¥ 481,200¥ -370,200
22.総支払額¥ 3,080,500¥ 2,703,955¥ 2,638,410

あれ、3年目では、やはり「スマボ」が支払額が大きい。

しかし、下取りで ¥ 2,295,000 が保証されている場合だけです。

低く見積もって、¥ 1,500,000 くらいで計算すると。

清算スマボアクティブローンオートローン
19.ローン残債¥ 0¥ 2,776,200¥ 1,924,800
20.買取価格¥ 0¥ 1,500,000¥ 1,500,000
21.差額¥ 0¥ 1,276,200¥ 424,800
22.総支払額¥ 3,080,500¥ 3,498,955¥ 3,433,410

つまり、3年後での下取り相場が著しく下がる車種では、スマボのほうがお得になります。

XC40やXC60などの超人気車種では、値下がりは考えにくいので「スマボ」は利用しづらいですね。

そもそも、ローンの場合は値引きがあるので、上の例でいう40万円の差はうまってしまうと考えられるよね。

つまりこうなります。

スマボの優位性 = 3年後の商品価値が下がり気味の不人気車種で、値引きの渋いくるま。

。。。。ボルボには無い気がする?

じつはあるのです!

特注車は値引き0円 スマボでもいいかも

ボルボは事前に車をオーダーして、その車の中からお客様と条件の合うものをチョイスしています。

メーカーオプションの組み合わせで、どうしても手に入らないものは、スウェーデン本社へ発注をかけるのですが、この時の値引き額は0円。

よくあるのは、低グレードへの高級オプション。MomentumにHarman/Kardon+パノラマサンルーフとか、そんなモデルです。

この場合値引きが0円ですし、グレードの低い車は中古車市場では人気が出ませんから、3年目の商品価値が下がり気味+不人気車種 に合致します。

「スマボ」の存在意義、あった!!

まとめ

お見積書

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

結果、スマボの正しい使い方は以下の通りです。

低グレードへの高級オプション装着車は値引きが0円かつ中古車市場でも人気が無いので、3年で新車へ入れ替えたい場合は「スマボ」が優位。

となりました。

XC40 T4(すっぴん)+ パノラマサンルーフ + アクティブサスペンション なんて、ぴったりこれに当てはまりそうです!

自動車ほしい。でもだいたい3年で乗り換えてるという方。その後もボルボで良いのなら、スマボはオススメでございます。

なお、スマボをもっと詳しく知りたい方は、下記リンクからお進みください!

about-VOLOVのお知らせ

https://about-volvo.11-life.com/smavo-demerit/

>aboutVOLVOについて

aboutVOLVOについて

aboutVOLVOは、スウェーデン発の高級車ボルボと輸入車の情報をお伝えする、自動車ブログメディアです。
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