ボルボDrive-E トルクの大きさのメリットって何?

「Drive-E」。ボルボ車を検討している方は、必ず見る言葉ですね。

ボルボは新世代エンジンを「Drive-E」と名付け、走りのパフォーマンスと低燃費を両立しています。

特筆なのは、どのタイプのエンジンも基本的に低回転数でのトルクが大きいこと。

その中でもハイパフォーマンスモデルを中心に、トルク350Nm以上の車が多くあります。

トルク350Nmと言えば、自然吸気エンジンの3.5リッターと同じくらい。こんな大きなトルクがあると、どのようなメリットがあるのてしょうか。

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エンジンのトルクって?

エンジンスペック

エンジンのトルクとは、クランクシャフトを回すエンジンの力強さを言います。言い換えれば、車を走らせる力。

例えば、平地を走っているとします。

エンジンは、アクセルを踏みませばその分、回転数を上げようとする、つまり車の速度を上げようとします。

トルクのあるエンジンはドライバーの意図した通りに、回転数を上げていくことができます。力に余裕がある感じ。

しかし、トルクの無いエンジンは、アクセルを踏みましても速度が上がりません。これ以上力を増やすことができないので、エンジンの回転数が上がらないのです。

エンジンの出力って?

高速道路でV40

エンジンの出力は、どれくらいの仕事ができるのかを表す数値。

この数値は実は、トルク×回転数で導いた数値です。

ですので、トルクの大きい回転数では出力の伸びが激しく、トルクの小さい回転数では出力の伸びは緩やかになり、さらには下降したりします。

エンジンを「出力」で見てしまうと、回転数の高いエンジンは多く出力しているように見えます。確かに回転数を上げれば沢山の仕事をするので、出力は大きくなるでしょう。

しかしエンジンで大事なのは「トルク」。ここにエンジンの力強さを感じたり、効率があがったりするのです。

最近のトレンドのダウンサイジング・ターボエンジンは、トルクの山が低回転側に寄っています。

トルクが大きいことのメリット

エンジンが低回転からトルクがあるという事は、回転数が低くても速度を維持できたり、加速に入ることができるというわけですね。

この低回転からトルクが高いので、色々なメリットがあるんです。

フル乗車でも満載でも 車を前進させられる

キャンプ道具をトランクに

荷物をたくさん積もうが、人がたくさん乗ろうが、車が重たいなーという感じがほとんどしません。

もちろんそれ相応に燃料は消費するのですが、ドライブフィールの変化が少ないのは安全運転にもつながります。

車を運転している感覚が、あまり変わらないのですよ?疲れないに決まってるじゃないですか!

追越しする時にシフトダウンしない

ボルボV40シフトレバー

例えば車重が1500kgくらいで、トルクが200Nmくらいだと、高速の追越しはシフトダウンしないと難しいでしょう。

しかし300Nmにもなればハイギアでも緩やかに加速しますし、400Nmともなれば、軽やかに加速して追越しします。

いちいちシフトダウンでイライラしなくて済むのです。意外とこれ、効きますよ。

登り坂でも回転数を上げずに済む

トルクを出すのに回転数を上げないといけない車では、登っている最中にずっと高い回転数を維持しなくてはなりません。

ところが低い回転数で最大トルクを発揮するDrive-Eエンジンは、少しアクセルをふみますだけで、シフトもエンジンも何食わぬ顔でガンガン走って行きます。

中央自動車道の下り談合坂手前には、かなり急な上り坂があります。この急坂も、トルクフルなエンジンでスイスイ上がります。

低い回転数で巡行 燃費が良い

高速道路

エンジンは1回転ごとに燃料を消耗しますが、回転数が少なければ、それだけでも燃料消費を抑えることができます。

エンジンはピストンを動かすことにもエネルギーを使います。その回数を減らせるのですから、燃費も良くなるわけです。

低回転、ハイギアは燃費向上の定番ですね。

回転数を上げずに済むのでエンジンが静か

エンジン回転数

回転数を上げれば、それだけエンジン音が高くなります。そしてうるさくなるでしょう。

このうるささは、つまり燃料が大きな音に変換されたととらえることごできます。

静かに走るという事は、それだけ無駄なことをしないということです。

ボルボのDrive-Eエンジンは全てが低回転からトルクフル

ボルボエンジン

カタログを見るとわかりますが、ボルボのエンジンは1500回転直後から最大トルクを発揮します。

その後はディーゼルは2500回転、ガソリンエンジンは4500回転まで最大トルクを発生。

これがパワフルかつ軽やかで、静かでジェントル、しかも低燃費なDrive eエンジンの性能なのですね。

代表的なエンジンを3つ、紹介します。

T5用2.0リッターガソリンエンジン B4204T18

エンジン性能曲線-T5

ボルボのすべてのモデルに搭載されているT5用エンジン。バリエーションがいくつかある中、ここで紹介するのはXC40用。

252ps、350Nmを発揮するガソリンエンジン。3.5リッター並みのトルクと幅広い最大トルクの範囲が魅力的。

XC40を試乗したことがある方なら、その軽やかさはわかるはずです。フラットな特性でとても扱いやすいエンジンです。

D4用2.0リッターディーゼルエンジン D4204T14

エンジン性能曲線-D4

ボルボの環境ディーゼル。スポーティーに走れる2.0リッターエンジンで、出力190ps、最大トルクはなんと400Nm!

4.0リッター並みのトルクを、わずか1,750-2,500rpmの中で発揮する。

燃費が最高で、V40CrossCountryなら 21.2km/Lの成績!

最大トルクの幅こそ少ないですが大丈夫。2,500rpmまで回すことはありませんから!

T6用2.0リッターガソリンエンジン B4204T27

エンジン性能曲線-T6

進化を続けるDrive-Eのハイパフォーマンスエンジン。最新のT6用エンジンでは320ps、400Nmを発揮。

大きなトルクが2,200rpm〜5,500rpmまで続く、まさにモンスターエンジン。

T8 TwinEngineも、ベースはこのチューニング。ガソリンだけのエンジンフィールにこだわりたいのなら、ぜひ選びたいエンジンですね!

トルクの太いエンジンのススメ

ということで、2リッターなのにフラットで極太トルクのエンジンを見てきました。

V40のT3以外は、どの車も同じような特性、同じような出力です。日本にいる限り不満は無いはず。

ディーゼルエンジンはフロントが60kg重くなりますので、山道をスイスイなんて考えているのなら、ガソリンエンジンがいいですね。

少しでも燃費のいい車というのなら、ディーゼル以外にないですね。ガソリンの1.5倍は走ります。

どちらにせよ、ボルボを選べば高機能ターボエンジンが待っています。エンジン選びも楽しくて、ボルボは本当に楽しい車ですね!

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ボルボの運転の楽しさを語る「ボルボV40 山道での走りの素晴らしさを体感してきた」はオススメです!

ボルボのSモードの紹介記事は「ボルボV40 D4 スポーツモードは魅力の性能で楽しめる!」をご覧ください。

私がボルボを選ぶ理由は「私がボルボを選ぶ理由①レビン編 ベンツとの衝突事故からの教訓」をご覧ください。

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