ボルボのオーディオの性能を探る①音の本質とメーカーの話

ボルボのカーオーディオHarman/Kardon 性能
オーディオの良し悪しを決めるのは、その人の感性。かならず試乗時に音の再生を試みましょう。

今回はオーディオの話。

クルマの趣味のひとつに、カーオーディオがあります。

専門店もあり、吸音材の適切な処理やスピーカーのチューニングで、満足する音を求めていく。

それはすばらしい趣味だろうし、お金をガンガンかけられる人は是非、いちばん良い音を追求してほしいです。

さて、ボルボのカーオーディオです。ボルボのカーオーディオは、Harman Kardon社とBowers & Wilkins社の2社が参加しています。

今回はこのオーディオについて、勝手ながら私の知見で解説しようと思います。

なお、私ごとですが小学校5年生より高校3年生まで、放送委員〜放送部と、8年間放送漬け。高校時代はコンテストでの入賞経験もあります。

音については自信があります。╰(*´︶`*)╯

オーディオについては何回かに分けての説明です。よろしくお願いします!

本来のオーディオに求める機能

家のスピーカー

高級オーディオに求められるものは、「原音再生」です。

「音」は空気の振動であり、オーディオはその「音」をどれほど忠実に再現するか、を目指しています。

そもそも音楽の「音」は、複数の人が違った場所で音を再生します。対して、オーディオは単純に言えば、ひとつのスピーカーから「音」を再現しなくてはなりません。

この位置の違いが発生している時点で、オーディオは絶対に「原音」の再生はできないわけです。

そして位置の違いをできるだけ「ごまかす」為に、ステレオやサラウンドでの音量の差を使用して、あたかもその位置に楽器があるように感じさせます。

ですがこの「擬似的な位置」は音の収録、編集、ミックスを行う人のセンスです。オーディオメーカーの腕は、その編集者のセンスを先に聞いておくことができない以上、入っている音をどれだけ忠実に再現できるか、それだけにかかってくるわけです。

忠実な音の再生 それがオーディオメーカーの使命

オーディオの本質の音を確認するには

そこで、私が部活動で意識していたことは、「モノラルでの音の良さ」のチューニングでした。

校内放送用の安いスピーカーや、部室内の防音室でのスピーカーの出力で音の調整をするのですが、都度(あるいは、パターンを覚えて)イコライザーという機器で調整をかけます。

モノラルで意識して調整する場合、位置情報は不要です。そのソース(音のデータ。当時はCD、MD。いまはiPodなどから出力されるデータ)の音をよく確認し、自分の好きな音を作り込んで行きます。

その調整が自分にあっているか、あっていないかで、イコライザーやアンプの好みがはっきりしてきます。

また、スピーカーとの相性、スピーカーの数の違いでの音の変わり方の確認も行います。

この相性の確認がオーディオの選択であり、オーディオ売り場でどの音があっているか、どれを買おうか選ぶ楽しさに繋がるのです。

そして、調整が済んだ時、「」はモノラルであっても「」を作ります。収録した場所の空気感、ボーカルのマイクからの位置、楽器の艶。すべてを聞くことができます。

これが楽しくて、オーディオファンは高価なオーディオ機器を求めている、と、私は考えています。

自分の感性にあった音の作り込み これがオーディオの選択です

気持ちのいい音を作り出すには

先ほど言いました「音」の作り込み。いろいろな要素がありますが、簡単に説明しましょう。

イコライザーは音域の出力の調整をします。イコライザーのチャンネル数は多いほど調整がきめ細やかに行うことができます。

例えば、高音を増やす、低音を増やす、ボーカルを強調する。これを「アンプ側」で調整するのがイコライザーです。

対して、調整された音を再現するのがスピーカーです。スピーカーは実は得意不得意があり、スピーカーの数は役割分担により多い方が良いです。

小さいスピーカーは「ツイーター」と言い、高音の再生に優れています。

大きいスピーカーは「ウーハー」と言い、極低音の再生に優れています。

アンプは小さなソース(今はデータが多く、昔はAUXやLINEといった小さな音)を大きな音として再現します。

この大きな音に変える過程で、失ってしまった音を復元したりすることも、アンプ(またはプレイヤー)が担っています。

そしてもう1つ、重要なことがあります。

再生する環境は音を左右する

V40のリアシートからの眺め

オーディオの音を再現する上で重要になるのは、「環境」です。

部屋の中での再生であれば、スピーカーは壁側中央に置くべきで、背面には何もない方が好ましいです。

また聞く人の後ろにも、何もないことが望ましい。これは反響音をできるだけ小さくする為です。

収録スタジオなどは、音を吸収する防音材で全面が囲まれています。

それに対して、クルマはどうでしょうか?

パーツはデコボコ。扉はガラス窓とスチール部で音の跳ね返りが違う。

音楽を聞く人の位置がバラバラ。車外からの雑音も多い。

本来、音楽を聞くことには良くない環境です。

車は音楽を聞くには環境が悪い

車のオーディオに求める機能

V40オーディオ画面

そこでカーオーディオです。

このクルマで音楽を聞くという、難しい問題を解決しようと試みるのが、カーメーカーと提携するカーオーディオメーカーです。

それは「チューニング」という言葉ひとつで表されますが、それだけでは済まない、大変むづかしい作業でしょう。

長くなりましたが、これらを最適化するのは、ボルボであればHarman Kardonであり、Bowers & Wilkinsです。

さて、ボルボが何故この2社に選んだのか。このあたりは、次回以降で順を追って考察していきますが、どのようなメーカーなのかをまず紹介します。

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Harman Kardon社とはどのようなオーディオメーカー?

ボルボの全ラインナップの、ハイスペックオーディオのチューニングを手がけるオーディオメーカーです。

ホームシアターなどを手掛けるハーマン社のグループ企業で、特殊な形状のスピーカーを得意としています。

また、日本ではスバル、欧州ではメルセデスベンツやBMWにも採用されています。

Bowers & Wilkins社とはどのようなオーディオメーカー?

このメーカーは、スピーカーに特化した会社と捉えて良いでしょう。

1965年の創業から一貫してスピーカーを作り続け、高品質スピーカーの名声を受けました。

ツイーター(小型スピーカー)がスピーカーの本体ユニットの上に「くっついて」いる、ユニークな形状のスピーカーを生産しています。

音の実力を知るなら、オーディオショップに行くのが良いと思いますが、買う気もないのに行くのは気がひけるという方は、大型家電量販店で「マランツ」社のCDコンポに繋げられていることが多いので、触ってみることをお勧めします。

カーオーディオへのこだわり

V40オーディオのイメージ

さて、カーオーディオの話は次回に譲りますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

本来、試乗車で音楽を鳴らすのが一番よいと思います。

ですが、試乗車に搭載されていない場合もあります。ここで妥協せずに、できるだけあらゆる手段を用いて、カーオーディオの確認をしてください。

試乗、展示車の使用、ほかのディーラーへの移動。

音楽はクルマに乗れば必ず鳴らすもの。その車と長く付き合うために。努力は惜しまずに商談しましょう。

そして、音との相性を確認するとき、金額の先入観は捨てましょう。高いからいい音、とは限りません。

自分の好みに合うかどうか。これを基準に考えてください。

 

お読みくださり、ありがとうございました!