ボルボの優秀なブレーキシステム 車の性能の理解はまずはブレーキから

ボルボのブレーキのフィーリングや自動ブレーキについてお伝えします
この記事は、2018年5月19日投稿の「ボルボV40 D4の性能 スムーズな停止はブレーキにコツが必要」の再編集記事です。
私はボルボV50からV40へ乗り継ぎましたが、ボルボを気に入っていた理由の1つが、ブレーキの気持ち良さです。
4輪ディズクブレーキで制動感が素晴らしい!というような話は苦手なので感覚の話になってしまいますが、簡単に言うと”クルマと心が通じあうブレーキングができる”のが素晴らしい。
今回はこのブレーキと、ブレーキにまつわる良いところ、悪いところをお伝えします。
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心が通じあうブレーキ

Volvo V60 CrossCountry タイヤ
日本仕様のV60CC Pro きらりと光るディースクブレーキ
自動車で何が大切か、と言えば、クルマを止めるブレーキです。
自転車でさえも、ブレーキが付いていないものは怖くて乗れません。そんな自転車は無いって?三輪車にはブレーキが付いていませんね(^^)まあそれは屁理屈だとしても、動くことを目的にするメカにはブレーキは必ず必要です。
ボルボのブレーキは、足と連動するダイレクトタッチ!というわけではありません。今ブレーキが4輪を制動しているなぁ、ゴリゴリ言ってるなあ、という感覚はありませんね。荷物を多く載せるクルマはこの、ブレーキでタイヤを締め付けているなあという感覚がわかりやすい車が多いのです。ただその分、足の快適性は下がるのですけれども。
もちろんボルボは車内の快適性、ドライバーの疲労コントロールに長けたメーカーですから、いちいち足にブレーキのインフォメーションを伝える必要は無いわけです。しかしそれでも、うん、ブレーキがしっかり効いているな、という安心感が生まれる、クルマが自分の意思と同調して止まろうとしているのがわかる、そういうブレーキを搭載しています。
(イコール、足と連動するダイレクトタッチ!と言えなくもないのですが、感覚的に少し違うという事を言いたいのです。)

ポリシーのあるブレーキ

これは多分、ブレーキを足に乗せてどれくらい踏み込んだら、どのようにブレーキを効かせるか、という微調整が大変よいのでしょう。そしてしっかりとしたポリシーを持っています。おおよその最新ボルボに試乗しましたが、そのブレーキの効き方はV50とほぼ同じです。
乗り換えるとわかりますが、足の踏み込み量とまったく同じブレーキが効きます。車両の(比較的)軽いV40と、かなりの重さであろうXC60。ブレーキの効きはほぼ同じ。
いえ、流石にXC60は車両が重たいなと感じましたが、それはボディの揺れや姿勢の影響もあります。ブレーキフィールはあまり差を感じませんでした。
積載する荷物の量により、自動車のブレーキ操作は強くしたり弱くしたり。そしてこの操作はドライバーが無意識に行っています。無意識でもいつもと違う操作を行うという事は、疲労感に大きな影響を与えます。ボルボはブレーキをできるだけドライバーの疲労につながらないよう、調整されているのです。

多くの外部コントロールを実装するからか

また、自動ブレーキや事故時ブレーキ保持機能など、ボルボは制動に関する安全装備が沢山装着されています。特に頻繁に使用する「クルーズコントロール」は、アクセルもブレーキも自動で操作してくれます。
ドライブシステムの調整を各クルマごとに行うよりかは、アクセルとブレーキの効き具合を同じにしておいてからシステムを接続したほうが、きっと楽でしょう。
などと勝手に想像していますが、自動車へのブレーキシステムの実装は昔のように「ペダル〜油圧で〜4輪のブレーキパッド操作」だけではありません。大変難しい技術が集結しています。安全な自動車のパイオニアであるボルボだからこそ、クルマを止めるという行為に対してはかなり気を使っているのだろうと思います。

アイドリングストップでかっくんブレーキ

アイドリングストップ

そんななか、ちょっとお茶目なのはブレーキ+アイドリングストップ。こいつはちょっといただけない。

自動車が微速走行できるよう、オートマチックトランスミッション搭載車には「クリープ現象」が実装されています。エンジンのアイドリングの力を使い、わずかなトルクをタイヤにかけています。

特にスムーズな停止を心がけているドライバーは、このトルクとブレーキとを調和させて”スッ”と止めます。ところが、アイドリングストップが起きるのでクリープは停止。突然ブレーキの制動力だけが残ります。ここで「かっくんブレーキ」という、なんとも悲しい車の停止現象が起きるのです。

最新のボルボでは随分改善されたようですが、私の所有しているV40 D4は、ディーゼルの大きなトルクも相まってかなりのかっくんブレーキっぷりです(笑)

実は、結構イライラするんですよね。同乗者に快適だと感じて欲しいですから、かなり気をつかってブレーキをかけますが、最後の最後にカックンですから!

購入前の方は、そのバランスをよく確認してみてください。

なお、アイドリングストップ機構「Start/Stop機能」は、ガソリン車ではカットできるボタンがついています。残念ですが、ディーゼルモデルは強制でかかるように仕様変更をうけています。(少なくとも、2017モデル以降。)

暫定的ですが、回避方法はいくつかあります。

エコモードで回避できる

ドライブモードをエコモードにすると、停車前の時速5km/hくらいでアイドリングストップがかかります。つまり、フワッとブレーキの手前でトルクが抜けるので、そのまますっと止まります。

エコにもなって一石二鳥。

これで問題解決!とは行かなくて、エアコンがエコモードになるのでタチが悪いのです。湿気がの除去が弱めになり、車内が湿気っぽくなるんですよね。日本は湿気の国。夏はしけっぽいし、冬はガラスが曇ります。

ですのでこの対処方法は、エアコンを使わない時期だけですね。

また、エコモードはエンジンを切ると解除されます。毎回乗車の度にエコモードにしなくてはいけません。

外気温30度以上ではアイドリングストップがかからない

真夏のように外気温が30度を超えると、アイドリングストップがかかりません。

アイドリングストップがかからないので、フワッとブレーキが可能。しかし季節によってブレーキの踏み加減を変えるとか、ジェントルメンじゃありません(汗)

停止前にシフトをニュートラルに入れる

ボルボV40シフトレバー
あいあむ あ しふとればー

そもそもクリープ現象を無視しようという発想です。マニュアル車に近い動きを手動で行います。これならば完璧です・・・・?

いいえ、もともとオートマチック車はシフトのむやみな操作を推奨していないと言われています。車の設計も、ニュートラルに入れることはあまり想定していないかと。一番確実ですが、一番したくないものです。

あとは慣れ

記事を読んでいて、かっくんブレーキなんて起きないよ!という方もいらっしゃる事でしょう。この現象はアイドリングストップの発生タイミングの問題ですから、内部のプログラムの変更で治りそうです。そもそもガソリンエンジン車では起きないでしょうし。

意外なところでディーゼルとガソリンとの差が出てしまいましたね(^^)

まあ、慣れてしまえばスッと止まれるようにはなります。停止ポイントを決めて、体には感じないあたりで強めのブレーキを踏みます。止まった瞬間に少しブレーキを緩めます。クルマと長く付き合うのです、こちらから合わせてあげることも必要ですよね。

ブリッピング機能

こちらはエンジンとトランスミッションの制御になるのですが。フットブレーキを踏み込むと、エンジンが勝手に回転数を合わせてシフトダウンを行います。

次の加速の準備の為に行われる制御であり、エネルギー回生の為の効率の良いエンジンブレーキの為でもありますが、エンジン音を聞いていると心地いい♪(´ε` )

パドルシフトやシフトノブを使ってシフトダウンを行い、エンジンブレーキをかけるのも手ですが、おおよその事はボルボがやってくれています。非常にインテリジェンスですよね〜

ブレーキ操作からいきなりアクセルを踏むと、ちょっと戸惑うところがあるのですけれども。そこはSモードにしておけば発生しませんし。とにかく色々操作系を試してみるといいですね。

自動ブレーキあれこれ

ボルボにはシティセーフティという名の機能があり、歩行者や自転車を検知してぶつかりそうになると、自動的にブレーキがかかります。

過信してブレーキ操作を放棄しては絶対にダメですが、ある程度操作してくれる事は確かです。私たちドライバーは足で踏むことしか考えないブレーキですが、ボルボの中ではかなり様々な制御が入っているのです。

シティセーフティ衝突回避・被害軽減ブレーキ機能

時速50km/hでは衝突回避(歩行者は45km/h以下)それ以上なら衝突被害の軽減を目的に自動でかかる「フルブレーキ」。以前いただいたコメントですと、アクセルに足を置いておくとキャンセルされる可能性があるとの事。前方不注意には気をつけましょう。

また、交差点を右折時に正面から来るクルマと衝突の可能性がある場合も、フルブレーキで被害を軽減してくれます。

追突被害警告&ブレーキ保持機能

後続車両が自車(あなたのボルボですよ!)に接近し追突の恐れがある場合、ハザードランプを高速点滅させて相手に気づかせます。追突が免れないと判断した場合は、シートベルトを巻き上げて乗員をシートへ固定し、体への負担を最小限にします。さらに、衝突のショックで離れてしまった足をサポートする為に自動的にブレーキを保持。2次被害を防ぎます。

全車速追機能付きアダプティブクルーズコントロール

ACC ON

超高機能クルーズコントロール!

設定した速度以下の範囲で、前の車との速度調整を自動的に行ってくれるクルーズコントロールです。前車に追いついてしまいそうな時、アクセルを緩めたり、時にはブレーキに介入し速度を合わせます。

一度私も経験していますが、前の車が著しく速度を落としても対応してくれます。

①右車線からMyVOLVOの前に車線変更してきた某大手ミニバン その時、時速90km/h

②ぐんぐん速度を落とす某大手ミニバン 時速は一気に40km/h

③左手の高速出口から出て行く某大手ミニバン 高速道路で時速40km/hなんて危なすぎ!

④クルーズコントロールの設定速度まで素早く加速するMyVOLVO(ちょーかわいいです)

もしかしたら、死んでいたかもしれません。このブログもいきなり更新されなくなったかもしれません。あのとき、ACCを使用していて本当に良かったと思いました。

クロストラフィックアラート

駐車スペースから後進で出るときの安全性を確保する機能です。リアに搭載されるセンサーで、歩行者、自転車、自動車をモニタリング。必要に応じて被害軽減ブレーキを発動させます。

後進で出るときは、車内で警告音が鳴るので周りの状況が把握しやすいボルボ。それでも、死角であることには変わりありません。警告音だけでなく自動ブレーキまでかけてくれるのですから、嬉しいですよね。

ランオフロード・ミディケーション

時速65km/h〜140km/hの制限はありますが、ボルボが道路から落ちてしまいそうだと判断した場合に、ステアリング操作への介入と、適切な自動ブレーキをかけて逸脱を防止しようと制御します。

都心では使わない機能ですが、田舎道などでは有効です。あやまったアクセル操作で速度があがってしまい、道路から出てしまいそうになることを防いでくれることでしょう。

(時速60km/hで一般道を走行すると、速度違反となります。注意して運転しましょう。)

 

と、様々なブレーキ介入システムを持つボルボ。たくさんの知恵で守られている事がわかりますね。

ボルボのブレーキはハイテクブレーキ

V40左サイド

という事で、今回はブレーキについて色々説明しました。

ブレーキはいずれ、人が踏むものでは無くなるかもしれません。自動運転時代が来る前に、ほとんどの車はブレーキだけは全自動になる未来なんていうのも、考えられなくはありません。

今はその進化の途中。若干の不満はあるますが、踏み心地はおおむね満足なボルボのブレーキ。今日もこのブレーキのおかげで、安心してドライブを楽しむ事ができるのです。

アクセルとブレーキの踏み間違えが後を絶たない昨今、車の基本はまずブレーキなのだと理解して、正しくブレーキの踏める姿勢も整えて運転したいですね。

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