週間ボルボニュース 2018年受注台数2万台は喜ぶべきか

ボルボ受注台数2万台について、真の実力がついたのか検証します。

1週間のボルボの出来事をお伝えするこのコーナー。

先週は、V40 TackEdition / ClassicEdition で沸いたボルボですが、沢山の受注により年間2万台の受注を獲得したそうです!

2万台の受注!すごいですね〜

販売会社のVCJはホクホクでしょうけれども、受注台数2万台は手放しに喜べるのでしょうか?

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2万台の受注は22年ぶり

2万台の受注、決め手はXC40とXC60。こちらは受注していても納車までに半年前後待たされる超人気車種。

ですので、受注台数に含まれているとは思いますが、販売台数には含まれませんね。

また、ブリッジスマボ も受注にカウントできるでしょう。こちらはリース会社がボルボに車を注文するスタイルになります。でも、受注は受注です。

そこで、新車販売登録台数を確認してみました。今年度の新車販売登録台数は?

実力は受注でなく新車販売登録台数

答えは、本日付ではわかりませんが、2万台には届かないでしょう。

ボルボの2018年の11月までの累計登録台数は、15,388台。おおよそ月に1,400台程度の登録台数です。

ですので、12月までの登録台数は17,000台程度。それでも、昨年度比110%ほどを達成します。

勢いはしっかりある!

しかし、営業マンが忙しすぎて倒れないか、いやむしろ、サービス品質が落ちないか、若干心配ですね。

 

ところで、ボルボが新規受注台数2万台を超えるのは、1996年以来実に22年ぶりなのだそう。

登録販売台数の実績を見ても、たしかに1996年近辺はものすごく販売台数が多いのです。

年度販売台数(台)
2017年16,120
1997年19,943
1996年24,055
1995年20,531

出典:日本自動車輸入組合 http://www.jaia-jp.org/

1995年から波が始まり、影響は1997年まで続きました。

さて、1995年〜1996年に発売された、ボルボの人気車種はなんでしょうか?

人気車種があってこその2万台

ボルボ850コックピット

販売台数を押し上げたのは、1994年のグッドデザイン賞に輝いた850。

そして、販売顧客層を大きく増やすことに成功した、初代S40/V40です。

850はワゴン車ブームの火付け役となり、1996年にV70に切り替わるまで、大きな人気を集めました。いまでもよく街中で見かけますよね。箱型のボルボです(^^)

S40/V40はネッドカーの開発で得られた、日本サイズにジャストフィットのセダン&ワゴン。

これらにより1995年から2万台を超え、S40/V40の新車効果の薄れる1997年まで続きます。

 

そして今、再びXC60とXC40、2つの人気車種が生まれました。

そこにコンスタントに売れるV40が加わり、2019年は2018年以上にガシガシ売れることでしょう。

そうなると、1996年の再来が来るかもしれません。登録台数で2万台行けば、実力は本物でしょう。

これは。。。値引きが渋くなりそうですねー(ToT)

V40 ClassicEdition / TackEdition 登場

そして、V40 ClassicEditionの発売開始。とうとう来ました、Classic。

実はS60もClassicが設定されていますが、そちらは発売されて1年以上経ったのにフルモデルチェンジしていませんね。

Classicが出ると1年前後でフルモデルチェンジが実施されるのがボルボの通例ですが、新型S60の納入が長引くと新型V40の受注に影響があるかもしれない。

はやくS60を発表して、買えるようにしてほしい。私も実は狙ってます!!

でも、V40も捨てがたい!車内がもう少し広ければV40なんだけれどもなぁ〜

なお、V40 ClassicEdition / TackEditionは特集ページを作りましたので、そちらをご覧ください。

https://about-volvo.11-life.com/special-v40-classic/

ボルボV40はClassicが出たとしても、モデル末期でどうしても販売台数は下がる方向です。フルモデルチェンジがなされれば、2020年以降は心強い主力車種になってくれることでしょう。

それまでは、しばらく待ちですね。

根強い人気か V60

そして今回の発表で、新車の受注台数で地味に結果を出していたのがV60。

もともとボルボの主力サイズではありますが、正式に受注開始の9月末から約3ヶ月で受注台数1,317台と発表。このペースで受注すれば、年間5,000台に届く稼ぎ頭になるでしょう。

V60の人気は、その外観もさることながら、うっとりできる室内デザイン。一度試乗すれば、ボルボの最先端北欧デザインでメロメロ。気合いをいれておかないとハンコを押してしまいそうです。

クルマのサイズとしては、850〜V70〜V60というのが同じサイズ感とクオリティですので、ようやくV70から乗り換えられる、という人も多いそう。

Inscriptionを選べば、上のモデルのV90にも匹敵する快適性と豪華さを得られます。しばらくは乗り換え需要に後押しされて台数を積んでいきそうです。

この人気ぶりは。。。値引きが渋くなりそうです〜( ;∀;)

妥当メルセデス&BMWは達成されるか

人気が出るということは、値引きに頼った販売をしなくて済むので、粗利が稼げて会社としての体力が上向きになります。

すると開発能力や販売能力が増えていきます。するとまたクルマの人気があがって。。。スパイラル状にクルマの品質が増えていきますね。

今のボルボはまさに、絶好調と言うべき!

これにて、妥当メルセデス&BMWの波に乗れるのか?同じ土俵に乗れたのか?

11月までの販売登録台数を見ると、ボルボ好調の結果が反映されている。。。かも?

メーカー新車登録数 2018年2017年年比
メルセデスベンツ59,00461,04996.7%
フォルクスワーゲン46,59044,883103.8%
BMW44,39847,04594.4%
Audi24,04825,28195.1%
BMW MINI23,06822,667101.8%
Volvo15,33813,989110.0%

出典:日本自動車輸入組合 http://www.jaia-jp.org/

実は、輸入車の新車販売登録台数は、前年比100%で推移しています。

上の表でわかる通り、メルセデスベンツ、BMW、Audiが台数を落とした分は、他のメーカーへ流れているわけですね。

上位6メーカーでマイナスだった3社のマイナス合計が 5,925台。

プラスだった3社のプラス合計が、3,457台。VWやボルボに流れてきていることは必至!

とは言っても、年比こそボルボが大きく見えますが、やはり販売店の強いVW。3%増加=1,700台の増加。対してボルボは10%増加=1,349台の増加。

新車効果の大きなXC60、XC40、V60を用いたとしても、完全にベンツやBMWから顧客を引き寄せたとは言えない状況です。目標の達成はまだまだ先。というか、できるのか?

え、その差2,468台はどこに流れたかって?

プジョーが122%の1,671台増、アルファロメオが144%の693台。フランスやイタリアに流れています。プレミアム輸入車自体が、ドイツから他の国々に流れている、と見ていいでしょう。

しかし、来年度はメルセデスベンツAクラスが販売を盛り返してくるに違いありません。ハイ!メルセデス!の最先端デジタルデバイスでどれほど巻き返しができるか、見ものですね!

受注台数2万台の行方

ボルボの勢いは出ていることがわかりましたが、ディーラーのマンパワー不足が出ているように見えなくもないですね。

絶好調とは言え、新車登録台数では1,300台の増加に過ぎず、発表された受注台数はあくまで、契約書を取り交わしましたよ、という台数。実際に登録された台数ではありません。

しかも、この増加した1,300台というのは、もしやブリッジスマボ 用の台数ではないの?

ブリッジスマボ での契約数は1,500台を超えているそうですので、既存車種の販売台数の伸びはむしろ下がっていると見ることだってできます。

受注台数2万台超えは、続けることに意味がある。

来年2019年の受注台数も2万台を超えれば、そしてブリッジスマボ での契約がなくなって初めて、ボルボが日本で評価されたということができるでしょう。

VCJの販売戦略に誤りがないか。注意深く見守っていきましょう。

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