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【ドライブ】美しい大鹿村へ 弾丸ドライブ伊勢神宮1000kmの旅(後編)

一泊三日の弾丸ツアーに伊勢神宮を選び、東京〜伊勢神宮往復1000kmの旅路を前後編でお伝えします。

※注意 長距離ドライブにおいては、計画をしっかりとたて、体調に気をつけて事故の無いように心がけましょう。 

お伊勢さん周りとは、日本に古来から伝わる伝統的な 行事です。

三重県伊勢市にある伊勢神宮へは、もちろん昔は徒歩で行っていました。天照大神を祭り、日本中の神社の頂点に立つ伊勢神宮にお参りする事は、昔から憧れだったわけです。

その伊勢神宮へのお参りに、今回はボルボV40で長距離ドライブ。自動車雑誌の旅行記口調で今回も行きます。

今回の旅路は、伊勢神宮でおかげ横丁を楽しんだ後に、宿泊地である長野県大鹿村へ向かいます。

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旅の醍醐味を感じさせる

ボルボV40 in 伊勢神宮

ドライブ旅行はいい。散々ドライブした挙句、温泉で疲れを癒し、またドライブできる。クルマ好きにはたまらない贅沢だ。

前日の夜10時に都心を出発、朝5時前に伊勢神宮へ到着。452km、およそ7時間のドライブは、ここで終わりではない。伊勢神宮内宮への参拝と、おかげ横丁でうまいものを食べる。ドライブの醍醐味が長距離運転と絶景にだとすれば、旅の醍醐味はグルメと、町の雰囲気に触れる事。いくら弾丸ドライブといっても、せっかく遠くまで来たのだ。要所要所は抑えたい。

外宮を1時間少々で切り上げ、内宮の駐車場へ向かうと、止める事は出来たものの伊勢神宮からはかなり遠かった。最初から内宮目当ての人もいるのだろう。例えば伊勢神宮周辺で宿を抑えておければ、前日に外宮、今朝は内宮というのも悪くはない。なんて考えていたが、駐車場から見える景色がなかなか絶景。今回の旅はうまく行く予感がする。

伊勢景色
伊勢神宮内宮近くの駐車場

伊勢神宮内宮は、天照大御神を祀る、日本最大の神社だ。行くだけで厄除けになるという言い伝えがあるが、神宮に着くとそれがオーバーではない事がわかる。

元号が令和になった2019年であっても、神宮内は飛鳥時代だ。車で走ってくるだけで、タイムトリップを体験できる。しかも入場無料。これほど素晴らしいテーマパーク、他にあるまい。

しばらく、伊勢神宮内宮の写真に酔いしれて欲しい。

伊勢神宮
濃い緑と鳥居のコントラストが美しい

伊勢神宮

伊勢神宮の森
歴史を感じる深い森
伊勢神宮
小型の社殿は基本的に同じ形だ
伊勢神宮正宮
いよいよ正宮。中での写真撮影はできない。

( ゚д゚)・・・

いかがだろうか。原生林に囲まれて自然と一体化した伊勢神宮は、正しい人になる決意がみなぎってくる。そこでこの聖なる力を、名物巡りに使うと良い。疲れで高くなりがちなテンションは、ここから更に上がっていく。

おかげ横丁でグルメを堪能する

ふくさとの伊勢うどん
柔らかくておいしい伊勢うどん

まず、伊勢うどんは外せない。ふくさとの伊勢うどんはおかげ横丁の人気グルメの1つだ。ここは9時開店だが、8時半から並ぶと良い。クタクタに茹で上がった太いうどんは、甘めのつゆで頂くのだが、月見をチョイスするとこってり感が増してデザート感覚だ。

へんば餅
賞味期限が短い!

または、名物赤福餅をチョイスするのも良いだろう。物産展で手に入る赤福餅は、実は冷凍されている。ここおかげ横丁でなら、出来立て生の赤福餅が食べれるのだ。ハシゴをするのが辛い人は、赤福餅は持ち帰りがすんなり買えるので買って宿で食べると良いだろう。出されるお茶がうまいと言うが、徹夜明けで並べるのは1つが限度。

更にもう1つ、「へんば餅」もオススメだ。柏餅に似ているが5倍は美味い。一緒に売っている「さわ餅」も買うべきだ。この餅は賞味期限が当日。まさに伊勢参り記念である。

疲れた身体 注意しながら宿へ

おはらい横丁のつばめ
かわいいツバメ

ヨイヨイづくしではあったが、令和へと元号が変わったすぐのゴールデンウィークだ。混み方が半端ない。ツバメの舞も拝めたところで、伊勢神宮を後にする事にした。

疲れた身体を休めながら、ゆっくりペースでながすボルボに、不安感など一切ない。確かにドライブ開始に比べれば、ハンドリングも甘くはなる。しかしレーンキーピングエイドが随時調整してくれるおかげで、美しい異国の旅を順調な旅に変えてくれるのだ。

眠くて辛い時は、休めば良い。ナビゲーション画面には、随時サービスエリアの情報が表示される。ナビ嫌いだった私も、ボルボV40に乗ってからはお世話になりっぱなしである。

こまめに休みながらも、車は名古屋市街地を超え、中央自動車道に入った。そして、意外な事が起きて驚いた。

フワッと目の前を、白い何かが舞っている。

桜吹雪だ!

長野県は飯田あたりに差し掛かると、時より桜が舞い散る。人の手の入っていない山々に、自生している桜がこちらを見守っていた。

感激だった。感動だった。

東北、北海道でゴールデンウィークを迎えたことのない私にとって、この体験は初めてだったのだ。

美しい村へ向かう

飯田地方

伊那インターチェンジを降り、本日の宿がある、谷の反対側へと車を進める。伊那は八重桜と林檎の花で彩られていた。

山道を登る。新緑が眩しい。人気〔ひとけ〕はなくなり、厳しいカーブをいくつか抜けると、不意に立派なトンネルが現れた。

長いと思っていた残り10kmは、スイスイと楽に上がっていく事ができた。何故こんな山中に、村へ向かうだけの道に、立派なトンネルがあるのだろう?

そうこう考えているうちに到着したのは、長野県は大鹿村。美しい田舎景色に、思わず車を停めた。

大鹿村で 非日常を楽しむ

大鹿村
圧倒される大自然

大鹿村を選んだのには、深い理由はない。帰りに寄ろうと考えている諏訪と、伊勢神宮との中間地点で宿を探した結果なのだ。伊勢からは280kmと離れてはいるが、山で採れるご馳走に惹かれて3日前に予約した。

お世話になるのは、塩湯荘。

予約をしてからわかったのだが、この宿は5組の客しか泊まれない小さな宿だ。街場で沢山の人々に囲まれてからの、ひとけの無い村で温泉に浸かる。ドライブでしか味わえない旅先の掛け合わせ。随分贅沢ではないか。

ところが、部屋に通されてビックリした。外鍵が無い!

塩湯荘の部屋

家族4人用の部屋だからなのか、確かに宿では一番大きい部屋なのだが、外鍵がなければ貴重品入れもないときたもんだ。

最新クリーンディーゼルで、飛鳥時代に飛んだ後に、今度は昭和初期を体験してしまった。家族で交代して温泉に浸かることにした。

鍵がなくても満足できる「塩湯荘」

温泉はこじんまりとしてはいるが、5組の客しかいないのだから貸切風呂といっても過言はないだろう。お湯を少しなめてみると、ほんのり塩味がした。大鹿村の温泉は、海と同じくらいの濃度で塩分が含まれているという。760kmを走り終え、疲れでいっぱいの体を癒してくれた。

山で採れる塩で焼いたいわなの

そして夕食だ。

山で採れる塩をまぶして焼き上げた、鮎の塩焼きは絶品だ。さらに鯉の煮付け「鯉こく」やお刺身、山菜にはこごみ、さらに鹿肉も振舞われた。それだけでも満足なのに、できたての料理が追加される。チーズの入った自家製そばがきはアレンジされ、からっと揚げられている。口の中にそばの風味とチーズのとろみ。これは、幸せとしか言いようがない。

塩湯荘 ディナー
このあとに筍ご飯なども出る

ロングドライブのご褒美に、飯田でつくられているという喜久水酒造の日本酒をいただく。クセのない味わいは料理にぴたりとあった。

食事が終わるとふかふかの布団が用意されていた。夢のような1日とは、このような体験を指すのだろうか。。。

そばがき
塩湯荘の創作そばがき。揚げてあるという。

朝、7時にお願いしていた朝食に合わせ、再度温泉をいただく。今日のドライブの為の、贅沢な準備である。高い標高で山あいの為、都心より5度以上気温は低い。桜が咲いていたのはこの為だ。

名残惜しい土地で見つけた諏訪信仰

一晩お世話になった宿に別れを告げ、諏訪に向かう。とその前に。

やはり気に入った宿のある土地を、もう少し散策したい。そこで、山道をゆっくりのんびり、走ってみることにした。いや、目的地はしっかりあるのだが。

塩湯荘とV40

大鹿村には諏訪大社に関わる神社がある。

諏訪信仰は長野県諏訪エリア発祥であるが、他の神社との違いは、祀られているのが「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」ではなく、「建御名方神(たけみなかたのかみ)」とその妃、「八坂刀売神(やさかとめのかみ)」である。その昔、「建御雷神(たけみかづちのかみ)」との争いに敗れ諏訪から出ないと誓った建御名方神だが、出雲より逃げている途中で休んだとされる神社、それが大鹿村にある葦原神社だ。

この神社を目指して細い道路を登っていく。川沿いを走り、農家を横切り、ぐいぐい登っていくと不意に景色が開けた。

大鹿村の景色

遠くに山が見える。目の前の桜とのコントラストが眩しい。この村の方々は、いつも美しいものを見ているに違いない。都心に出たなら、どのような気分になるだろうか。

葦原神社

葦原神社はひっそりと静まり返っていた。普通は村の人々しか訪れないだろうと考えがちだが、神社には訪問者が名前を書けるようになっていて、前日にも前々日にも、旅行者が名前を書き記している。

神社の前には朽ち果てかけている舞台小屋がある。大鹿村には、国の重要無形民族文化財である「大鹿歌舞伎」という、1700年代から続く伝統芸能があり、今も年に2回公演されている。世間とは隔離された山あいの村に受け継がれてきた伝統芸能。そして日本史に通ずる信仰も根付く土地。不思議な空気の漂う大鹿村に魅了されそうだ。

と、ここで、前日に疑問に思った立派なトンネルを思い出した。

この人が閑散とした小さな村に似つかない、立派なトンネル。そして途中で見た大きな工事。これはいったい?

そう、実は大鹿村は、リニア中央新幹線が開通すると都心から2時間で来れるエリアになりそうなのだ。工事はリニア中央新幹線のトンネル工事のもの。美しい景観が今でこそ少し損なわれてはいるが、明かりが照らされるのはもう少しなのかもしれない。

今はコンビニエンスストアもないクラシックな村。しかしハイテクに流されず、ぜひ今の景観を損なわずに、良い村であってほしいと願うばかりである。

絶景が絶えない旅の終盤

その村の中央付近へは、来た道を戻ることになる。

下り坂はボルボV40の得意とするところ、とまでは言えないが、シフトを2速3速を行ったり来たりさせて、エンジンブレーキを巧みに使い下っていく。もちろん人が歩いていることも考え、ゆっくりと下っていくのだ。

坂道に身を任せれば4000rpm付近まで回転数を上げるエンジンは、ディーゼルといえど軽く気持ちのいい音を出す。日本の自動車メーカーの持たない独特さはボルボの隠れた魅力だ。

細かい急なカーブでも外側に膨らむこともなく、サスペンションはその長さをきっちりと使い路面の乱れを吸収している。そう、ボルボは紛れもなく「クルマ」なのだ。

飯田〜大鹿村
シーズンがよければ満開の桜が拝めるトンネルだ

さて、桜の咲く大鹿村を後にし、駒ヶ根市に臨む下り坂を抜ける。中央構造線の通りにドライブし、糸魚川ー静岡構造線(断層)と交わる諏訪湖に出ようと考えていたが、道が悪く途中で諦めたのだ。

絶景の最終ポイントはここだった。

下り道を走ると、山あいから雪をかぶった高い山が見える。木曽山脈や南駒ケ岳だ。坂を下りきり市街地へ出た瞬間、山は大きな笑顔で私たちを出迎えてくれた。

駒ヶ根の景色

三重県伊勢市から長野県大鹿村、駒ケ岳を経由して諏訪に至る長い旅。

現代において、自動車を持たない若者も多いと聞く。確かに鉄道や飛行機をつかった旅行は遠距離を軽く飛び越え、自動車以上に快適に過ごすことができるだろう。

しかし、時間の自由はどれほどあるだろうか。距離をまたいだ実感はあるだろうか。目の前に景色の開ける感動はどうだろう。

伊勢自動車道
夜明けの神秘的な伊勢地域

太古の昔より、人は足を使い旅をした。ドライブは、その旅路の一番近くを通り、同じ感動を味わうことができる。歩いた人に比べれば些細な疲れも、なんとなく昔の旅人との距離感を縮めてくれるような気がしないだろうか。

塩湯荘のオブジェクト

長い歴史を刻む2つの大きな神社を巡り、都心に戻ってきたのは夜の8時。山道も使った割には燃費は伸びて、20.5km/Lを達成。走行距離は1034kmであった。

ボルボは本当に良い相棒だ。この素晴らしさを、弾丸ドライブの楽しさを、あなたにも体験してほしいと願っている。

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