ボルボはクロスカントリーが都会でも荒野でもカッコイイ

ボルボのクロスカントリーって何?という方向けに、2019年4月現在のクロスカントリーモデルを紹介します。

※この記事は、2018年10月10日に投稿した記事に加筆、再編集したものです。

ボルボ CrossCountry(以降 クロスカントリー)に興味はございますか?

ボルボと言えば、安全性の高さを突き詰めるメーカーとして名高いです。

さらに、美しく見飽きることのない北欧インテリアが楽しめるのもボルボの魅力の1つです。

しかし、オシャレの方向性は1つではありません。ボルボの磨き上げられたエクステリアデザインも、見る人によってはもう少し「アク」が欲しいなんて感じることもあります。

そこでオススメなのが、ボルボのクロスカントリーシリーズです。

いま、ボルボを選んでいるあなた。SUVもいいけれど、ボルボの中でもひときわオシャレな存在、クロスカントリーにも目を向けてみましょう。

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ボルボ クロスカントリーはどんな車か

クロスカントリーのカタログ

一言で言ってしまえば、ボルボクロスカントリーは「オシャレさに磨きをかけた車」と言えます。

装備の部分で言えば、

  • 電子制御機械式AWDを搭載している
  • 最低地上高をあげている
  • ボディ下回りをメインに専用樹脂製モールを装着している

というのが、クロスカントリーの代表的な追加要素です。

電子制御機械式AWDを装着

多くのモデルで電子制御AWDを装備しています。

ボルボは電動化を進めるにあたり、プラグインハイブリッドを用いて後輪はモーターで駆動するAWD方式を採用しつつありますが、クロスカントリーシリーズは一貫して、電子制御機械式のAWDシステムを搭載しています。

さらに、ポールスターパッケージによるパフォーマンスアップが2018年夏から実施されていると、ボルボから発信されています。

The optimisation software, developed by Volvo Car Group’s new electric performance brand Polestar, increases the amount and frequency of torque distributed to the rear wheels, improving steering with enhanced turn-in, better control and engagement when cornering, and improved traction when pulling away, delivering a more engaging drive.

出典:Volvo Car Group Global Newsroom

https://www.media.volvocars.com/

翻訳すると、

「ボルボの新しい電動車ブランドのポールスターによって開発された最適化ソフトウェアは、後輪に分配されるトルクの量と頻度を高め、ターンインの向上、より良いコーナリング時のコントロール、トラクションを向上させ、より魅力的なドライブを提供します。」

となっている通り、後輪駆動配分を高めることで「走る」AWDシステムへと進化されることができるのも、大きな魅力の1つです。

※対象車種はV90 V60 XC40のガソリンモデルとなっています。

最低地上高をあげている

無印良品キャンプ場

V40 CrossCountryは3cm、V60、V90はさらに多くの「最低地上高」を確保しています。

オートキャンプ場などに行くと、道がデコボコしていて不安になることもありますよね。そんな時に一番頼りになるのは、最低地上高。

お腹を擦らずに済ますことができますので、安心して悪路の奥地へと進むことができるのです。

専用樹脂製モールを装着

以前のモデルに比べると、ずいぶんスッキリした印象のある専用樹脂製モールですが、大自然の悪路を走る上では重要なアイテムです。

(あまり走りたくはないですが。。。)道といえる道がなかったり、走る車があまりにも少ない道では、大自然の繁殖力が圧倒して草木が茂っている場合があります。

当然そのまま走ればボディに傷が入りますが、樹脂製モールを装着していれば”多少”安心。踏みつけた枝はボディ下側に跳ね上がることはあっても、モールに阻まれてボディまで手は届きません。

最低地上高と専用樹脂製モールの手助けの為、少し大きなタイヤをつけているのも、クロスカントリーの特徴です。

 

 

この3つの要素は「悪路走破性が高い」という印象を持つでしょう。それはもちろん、間違いありません。

ボルボの凄いところは、この3つを加味して車の新しいステータスにするとともに、新しいファッションにしてしまうところ。

ベース車とは全く違うデザインテイストで、クロスカントリーは格好良さまでも手にいれています。ひとつひとつの車種を見てみましょう。

ボルボ V40クロスカントリー

V40クロスカントリー

荒野に佇むボルボV40 CrossCountry。日本でもこういう風景が見れたらいいですね。

出典:Volvo Car Group Global Newsroom

https://www.media.volvocars.com/

2013年に発表されたV40クロスカントリーは、ベースモデルに比べて車高で3cmあげたモデルです。

ボルボ最小モデルではあるのでサイズアップ感は控えめにしてありますが、これがかえってよかった(というか、計算されたデザインでしょうけれど)のか、伸びやかなV40を、見事に塊感のある、ギュッと凝縮されたデザインに変身させています。

ですので、クロスカントリーモデルという事を意識せずに、ファッションとして乗ることもできます。

V40のリアシートからの眺め

ボルボV40というのは、私が考えるに最高のスペシャリティーカー。前席優先でびっくりするくらい快適な、昔のデートカーに似ています。

最近は2ドアモデルのトヨタ86とかロードスターとかも売れてますけど、やはり後席も少しは考えた方が、大人の対応でしょう?

タイヤサイズの影響か、実は燃費がボルボ中一番よかったりもする。しっかり選んだいい物感がでていますね。ただしモデル末期ですので、この唯一無二の逸品スタイルが欲しければディーラーに急ぐほかありません!

V40 CrossCountry ラインナップAWD地上高アップモール価格
T3 Kineticなし354万円
D4 Kineticなし384万円
D4 Momentumなし429万円
T5 AWD Momentum429万円
T5 AWD Tack Edition ※439万円
D4 Summumなし459万円
T5 AWD Summum459万円
T5 AWD Classic Edition ※469万円

※特別仕様車

ボルボ V60クロスカントリー

V60クロスカントリー

リアのデザイン処理が最高に美しい、V60CrossCountry。

出典:Volvo Car Group Global Newsroom

https://www.media.volvocars.com/

こちらは最低地上高をしっかり210mm確保した、ファンションだけでなく悪路走破性も十分に高いV60 クロスカントリー。

ベースモデルとなるV60は2018年秋に登場。ボルボの販売の中核を担うだけありSPAプラットフォームでの最後発での発表でした。

シェイプアップして引き締まったボディは美しく、ボディに融合した樹脂製モールはV60の魅力をさらに引き上げます。

伸びやかさではなくワゴンとしての使い勝手を重視したリアのデザインはもちろんV60と同じもの。ボルボの真ん中を担う最重要モデルだけあって、死角はありません。

そして2019年時点で最新のボルボだけあって、最新の安全装備「インテリセーフ」はもちろんのこと、5年間の新車保証制度もしっかりつくなど、購入したあとの不安を抱える必要がないのも魅力です。

しかしながら残念なのは、V90と同じ重量を持ちながらディーゼル搭載モデルが輸入されない事。VCJのディーゼル嫌いは、消費者に何をもたらすのでしょうか?

燃費も11km/L台だというので、安全だけでなく環境にも配慮しようよ、と言いたくはなります。将来何か、秘策を用意しているのでしょうか。

V90 CrossCountry ラインナップAWD地上高アップモール価格
T5 AWD549万円
T5 AWD Pro649万円

ボルボ V90クロスカントリー

V90クロスカントリー

街中を悠然と走るV90 CrossCountry。街も荒野も選ばない。

出典:Volvo Car Group Global Newsroom

https://www.media.volvocars.com/

勝者にしかたどり着けない、V90。いまのボルボの最高のデザイン、最高の内装を提供し、ドライバーもパッセンジャーも満足しかできない、死角のない車です。

メルセデスやBMWに対抗したい。でも直球は嫌だ。ボルボらしさってなんだっけ?とボルボ自身も相当考えたのでしょう。

乗る人すべてが満足行くように細かく設計されていて、もうこれ以上の車はないと言えるくらい、他のメーカーの追従を許さない、新鮮なのに安心できるインテリア。

それでも、外装は高級車なのにどこか控えめ。このあたりが、飽きさせない車作りの真骨頂なのかもしれません。

他に何を望むでしょう。

そう、クロスカントリーです。

V90クロスカントリーは高級車だという事を忘れない、ほんとうにスペシャル、贅沢なツール。

デザインはタイヤが大きく見えるので、若干アンバランスですが、踏ん張りが効いてかっこいい。

自分は自分の道を行く。少し遊び心もあるんだという事を、程よくアピールする大人の余裕がさりげなくて心地よいです。

クロスカントリーの中では唯一、ディーゼルエンジンが公式に発注できるのが嬉しいですね。最低地上高は210mm。高さが無い分、少し乗り降りが難しいのが弱点かも。

V90 CrossCountry ラインナップAWD地上高アップモール価格
T5 AWD Momentum709万円
D4 AWD Momentum739万円
T5 AWD Summum794万円
D4 AWD Summum824万円
T6 AWD Summum864万円

番外座談会 クロスカントリーについて

ボルボのクロスカントリーは以上の3モデル。予算で選ぶというよりは、指名買いが多いようですね。

さて、今回も座談会方式で楽しいボルボ談議をお伝えしちゃいます。

登場人物は3名、20歳大学生のマコさん、30歳技術系会社員のエイジさん、40歳で自動車に浅く通じているシンゴさんです。

クロスカントリーはファッションである

XC70リア

ボルボXC70は2000年代のクルマとは思えないほどカッコいい

出典:Volvo Car Group Global Newsroom

https://www.media.volvocars.com/

ーーー今回はクロスカントリーについてです。クロスカントリーの魅力を読者の皆様へお伝えしてください!

マコ「クロスカントリーは最低地上高をあげてAWDをつけて、悪路走破性をあげたモデル、という説明で良いのですかね。」

エイジ「思うがまま。。。で良いと思いますが。そのあたりはみなさんご存知でしょうし。」

シンゴ「そもそも、悪路を走るのなんて年に数回あるかどうか。雪道での性能を重視する人もいるとは思うけどね。」

マコ「私は、特にV40クロスカントリーですが、やはりファッションの1つとして考えるのがいいと思うんです。」

シンゴ「V40クロスカントリーは最低地上高を3cmあげていて、14cmだね。悪路走破性が高いとは言えないかな?」

エイジ「ホイールベースがV60クロスカントリーやV90クロスカントリーより短いですから、同等近くの走破性はあると見てもいいです。デコボコ道では特に。」

マコ「でも結局は14cm。V60クロスカントリーでも21cm。あればあるで嬉しい「高さ」ではあるけれど、本当に悪路を走りたい人は、もっとすごいクロカンを買うと思うんですよ。ボルボクロスカントリーを選ぶ人は、そこそこの悪路走破性がありつつ、スタイリッシュなデザインを優先しているから選ぶんだと思うんですよね。」

シンゴ「それはそうだろうね。」

マコ「だから、ハード的にここが凄いとか、そういう事は意外と意識していなくって。AWDがついています、ある程度のデコボコ道も走れます、これってステータスじゃないですか。このステータスを感じながら車を所有する。だからファッションなんだろうなって。」

エイジ「ファッションというと、情報がぼやけてしまう気がしますけど?」

マコ「いえいえ、クロスカントリーの魅力を語るのでしたら、統合されたひとつのクルマとして魅力を伝えたいと思うんです。ファッションなのか本気なのかは、ある程度買う人が決めればいいとですよ。」

シンゴ「まあ、センターデフのAWDでないのだから悪路走破性はたかが知れているかもしれないけどね。」

エイジ「あ、でもそれはハルデックス カップリングが第5世代になっていて、ポールスターが後輪駆動比率を上げられるソフトウェアを開発しているところから見ても、決して性能の悪いAWDシステムではない事は伝えておきますよ。」

シンゴ「そうなの?電子制御AWDって聞くと、なんとなくオンロード用のものかなって思ってしまうけど。」

エイジ「たしかに悪路走破性で言えば、ジムニーなどの本格クロカンには負けます。おっしゃる通り、オンロード向きのAWDと考えていいでしょう。それでも「FFやFRに比べれば付いているだけマシ」というAWDなどではなく、しっかりお金のかかっているものだと認識してほしいですね。」

シンゴ「え、いやいや!悪路走破性はたかが知れてるとは言ったけれども。。。ああ、まいったなあ。」

エイジ「ですので、ファッションという一言で済ますのも、どうなのかなと思うんです。」

マコ「あれ、そういう流れですか。でも私は、その高性能を持っている事がステータスであり、ファッションですと言ったのですけど。。。」

シンゴ「少し厄介な事になってきたね。なら、どれほどの走行性能なのかをしっかりわかるように、説明してもらおうか。」

第5世代ハルデックスAWD

エイジ「わかりました。。。ハルデックス カップリングですが、電子制御で多板クラッチを制御して、駆動力の分配をすることはお分かりだと思います。」

マコ「わかりまーす。」

エイジ「それでですね、第4世代のAWDシステムは、FF:FRの駆動分配が50:50までだったんです。FFモデルに装着するAWDシステムですから、駆動配分は100:0〜50:50。FFとFRが50:50というのは、十分悪路でのトラクションを確保できるわけです。」

シンゴ「うんうん。そうすると、悪路走破性は十分ある、と言えるのかな。」

エイジ「はい。ちなみにハルデックス社はスウェーデンの企業ですから。。。今はボルグワーナー社の傘下に入ったとしても。。。ボルボとの繋がりは強い。フィードバックはかなりあると見ています。」

マコ「ボルボは昔からハルデックスカップリングですものね。」

エイジ「そして、とうとう第5世代に入ったハルデックスAWDは、駆動力配分をFF:FRで100:0〜0:100まで自由に制御できるようになったのです!フォルクスワーゲングループにも使用されていて、「数」という上でも実績のあるシステムなのですよ。」

マコ「しってまーす。」

エイジ「えぇ!?」

マコ「ポールスターのソフトウェアが出た時点で、第5世代AWDだということはわかりましたし。」

シンゴ「性能が第4世代に比べれば桁違いに良くなったのはわかるけどね。AWDシステムがお金がかかっていて素晴らしいこともわかる(笑)」

エイジ「ですよね、ですよね!」

シンゴ「それでも、やはりオンロード向けAWDであることは確かだし、それでいいと思う。ボルボのユーザーにとってのAWDシステムって、悪路走破性だとかスポーツ走行がどうだとか、という人は一握りであって、大雪の中でどれだけ快適に移動できるか、停止の心配がないか、というクルマの”アプリケーション”を見つめればいいんじゃないかな。」

エイジ「はぁ。。。高性能は気にしないんですか?」

シンゴ「高性能がベースにあることは、理解できるけどね。それを言ったらボルボの安全装置なんて、どれも凄い機能だけどさ。ボルボのいいところって、高性能を用いて「安心して快適に」運転できることだと思うんだ。

マコ「なんだかファッション一言で言っちゃいけない気もしてきましたが。。。」

シンゴ「いやあ、ファッションでいいよ(笑)ボルボが当然のように付ける機能。それはいつも価格にみあった最高のもの。その車を普通に乗りこなすんだ。ファッションでいいでしょ(笑)」

樹脂製デザインはかっこいい

マコ「能ある鷹は爪を隠すけれど、エクステリアでちょっとアピール。かっこいいボルボの樹脂製モールがうまく融合した現行ボルボクロスカントリーは、とっても美しくってカッコいいクルマですよ。ユーザーの方は誇りを持って、楽しく乗っていただきたいですね!」

シンゴ「まあ、悪路走破性は”たかが知れている”と言ったことは反省するよ。しっかりしたAWDが付いているんだ。そんな軽い言い回しはしてはいけなかったね。」

エイジ「すいません、私もちょっと本気になりました。。。ところで、これは本当にファッションだと思うんですけど、このブログで出てくる”V50 Aktiv”というのは樹脂製モールが充てがわれて、本当にカッコいいクルマですよね。」

マコ「いま手に入れるには中古車になってしまいますね。ベース車に比べるとドアモールや下回りが樹脂製なのですけど、伸びやかな印象があって好印象です!」

キャンプ場のV50

シンゴ「もう一度、こういう車を出してほしいよね。車体価格は高くない、でも4人しっかり座れるし、荷物も載せられる。作れないはずはないんだから。。。」

エイジ「V40クロスカントリーの後継車種が、どのような車になるのか。今後の楽しみは尽きないですね。」

もちろんファッションだけではない

座談会ではファッション論争になってしまいましたが、高性能AWDを搭載しているクロスカントリーは山道、雪道、どこでも走れる安心感があります。

文中であるように、クロスカントリーの真髄は「能ある鷹は爪を隠す」。樹脂製モールはプチ整形にすぎません。(カッコ良すぎますが。。。)

ベースモデルを選ぶかクロスカントリーを選ぶか。ファッションなのか性能なのか。これは大いに悩むところかもしれませんね。

安い買い物ではありませんから、しっかりと試乗して差を感じ取り、自分にあったクルマを選びたいですね。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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